そのため現在では多くのコンポーネントメーカーで使用するクランクセットに対してボトムブラケットシャフト長とチェーンラインを指定しています
例えば118mmのシャフト長を持つボトムブラケットはチェーンライン50mm用の物を意味し113mmのシャフト長のボトムブラケットは47.5mmと言った具合です
これらチェーンライン値やシャフト長には、それぞれのコンポーネントメーカーによって多少の誤差が存在しますがそれらの差はメーカー間での互換性が無い事などを意味していますので正しい組み合わせを行う必要があります
一方でしばしばクランクとボトムブラケットシャフト長によってチェーンラインを決定する場合があります
特に一般的なスクエアテーパーシャフトを使用したボトムブラケットの場合メーカー間を超えたクランクを組み合わせる場合があります
このようなケースでは相対的にチェーンラインを合わせていく作業が必要になるため装着したクランクセットのチェーンリングの位置によってボトムブラケットシャフト長を調整しなければなりません
使用する自転車の仮想中心線に対する適正なチェーンリングの位置(チェーンライン値)を知る事はとても重要です
しかしながら正しいチェーンラインを測定するためにはいくつかの寸法を測定してからそれらを足し引きする必要があります
チェーンライン値の正確性はフレームの精度に依存されています
ボトムブラケットシェルがフレームの中心に正しく設置されている事が大前提となり万一ズレている場合チェーンライン値は必然的に変化してしまいます