若い頃出版社で働いてた時の話
下っ端だった私は、少女マンガのサイン本を当選した読者に発送する仕事を頼まれた
送り状を書いて袋に入れて封してでさっさと済ませるつもりだったんだけど
ふと「どんなサイン書いてるのかな」という好奇心で表紙をめくってみたら
当選した人一人ひとりの名前を入れて「〇〇さんへ、いつも読んでくれてありがとう」みたいなメッセージ入で丁寧にサインしてあった
確認しないでそのままランダムに送ってたらと思うと冷汗どころじゃなかった
私に仕事振ってきた人も知らなかったのか何も言ってなかったし