大学院進学率の順序は7〜8年前と変わらないが、全体的に進学率は私立大学の場合、どの大学も10%程度減少している。

私立大学理工学部の学生の殆どは就職のために大学院に進学していく
大学院後期まで行ってアカデミックな研究をするために大学院に進学する学生は私立大学の場合、極少数。
いたとしてもそのほとんどが早慶理工。

大学院の内容より自分の先輩が大学院前期で修士まで取って希望の理系就職ができているのかどうかが一番の進学希望の判断基準。
また私立の大学院の学費も国公立の大学院の学費と比較して高額であることも、判断の要素になっている。

私立大学理工系の場合、全体的に大学院進学率は7年〜8年前と比較してどの大学も5%〜10%程度減少している。
特に理工学部だと生命科学系の学科の減少が大きい。

むしろ生命科学系統の学科の場合は、理工学部の生命科学より、医療系の大学の理学部や薬学部創薬系の学科(4年制)の方が大学院進学率も8割以上と高く、大学院修了してからの理系就職の状況も良好。
私立大学の薬学部で4年制の学科を持っているところは少数ではあるが。
入試難易度が低いと思われがちな近畿大学や城西大学の薬学部でも4年制の学科の大学院進学率は7割以上と非常に高い。
おもに国公立大学の院ではあるが、外部の院への進学する学生も少なくないし、研究開発職に就く学生もいる。

私立大学の理工系学部の場合、機械工学、電気・電子工学、応用化学の系統の学科は技術職の需要が多いためか、私立理工系でも大学院進学率は高い。
早慶以外では必然的に上記の学科の学生数の割合が高い学部が大学院進学率が高くなる傾向にある。
理学部系の物理学科、数学科、生物学科、地学科の大学院進学率は私立大学では低い。

また、大学の学部入試の難易度でも左右されている。
難易度が高い大学の学部の大学院進学率は高い傾向。

進学率が高い順に記載すると下記のような大学群になる。

(早慶・理科大・豊田工大・東薬)−(同志社・立命館・北里)−(関学・関大・上智)−(GMARCH・芝浦工大・甲南・電機大)

関西地方に早慶クラスに該当する理工学部が存在しない分、関関同立の方が関東地方のGMARCHより大学院進学率は高い。

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