>>113 つづき

今回辞退率を考えてみてわかったことは、
辞退率はW合格対決の基礎編的な位置づけなのだなということ。

辞退率が大学単体に対する「滑り止めとしての価値」を示す指標だとするなら、
W合格対決は2大学間での相対的な「滑り止めとしての価値」を示す指標となる。

この応用編まで考えると「併願価値」だと弱すぎるのよね。
優先順位を明確に表す言葉が欲しくなる。
例えば「下位併願」とか耳慣れない言葉を使うくらいなら、
「滑り止め」の方が潔い感じがしてしまう。

双方の指標を読むにあたっては、
どういう種類の受験生が受験するのかという入口こそが重要なのだが、
それが理解されていない構造も双方共通であることがわかった。
W合格対決の方が、2大学間の序列と勘違いしてしまう分、
誤読の影響はより深刻だが。