0001名無しなのに合格
2020/08/31(月) 17:20:00.25ID:xPjdcB8Q各局がこぞってクイズ番組で「東大生タレント」を起用しているのだ。
中でも抜群の人気と知名度を誇るのが、「元祖・東大王」としてパイオニア的存在の伊沢拓司(26)だ。伊沢の後も、「東大医学部のプリンス」の愛称を持ち、
3月に医師国家試験に合格した水上颯(25)や、「スタンフォードが認めた才媛」「美しすぎる東大生」と呼ばれる現役法学部生・鈴木光(21)など、数々の“秀才スター”が生まれている。
民放バラエティ担当がブームの背景を語る。
「東大ブランドの強みと東大生の個性的なキャラが相まって人気に火がついた。タレントを起用するよりギャラが安く済むし、スポンサー受けもいい。テレビ界の新たな金脈です」
「クイ研人脈」で芋づる式に
東大生人気を受け、各局は“スター東大生”探しに躍起となっている。現役の東大法学部3年生が明かす。
「赤門前にテレビ局の人が朝、昼、晩と張りついていることもしょっちゅうで、週に何度も『テレビに興味はない?』と声をかけられます。
サークルのSNSに出演依頼のメッセージが送られてくることもあります」
しかし、そうしたローラー勧誘で“スター”になる東大生はほとんどいない。東大生タレントを、最も多く輩出しているのが「東大クイズ研究会(通称・クイ研)」だ。
前述の伊沢や水上はクイ研出身で、現在『東大王』に出演中の鶴崎修功(25)、林輝幸(23)らが所属している。
鶴崎はIQ165を誇り、『東大王』の中でも実力はトップクラス。林は「東大文学部の叡智」と称えられる一方で、時折飛び出す珍回答で人気が高い。クイ研に所属していた東大OBが語る。
「毎週1回、5時間ほどをかけてクイズ問題数百問を解くのが主な活動のサークルです。私が所属していた頃は50人程度の規模でしたが、『東大王』人気もあって
今では200人以上のメンバーがいるそうです。クイ研のメールアドレスにテレビ局から出演依頼が届き、希望者が応募します。こうした依頼は年に数回ありました」
出演希望者は、各局が行なうオーディションに参加することになる。
「クイズ試験と面接を受け、面接では2人の面接官にクイズ歴などを記入した面接シートを提出した。クイズの強さだけでなく、質問の受け答えでタレント性を吟味しているようです。
私の頃は20人くらいがオーディションを受け、受かるのは4〜5人でした。今ではもっと“倍率”が上がっていると思います」(同前)
その東大クイ研の中で、特に一目置かれるエリートたちがいる。クイ研出身で『東大王』ブームの火付け役となった
前出・伊沢が立ち上げた団体「QuizKnock(クイズノック)」のメンバーだ。
『東大王』の現レギュラーの鶴崎、林がともに所属し、YouTubeチャンネルの登録者数は143万人を超える。前出の水上も元メンバーだ。ある民放局員が言う。
「伊沢さんが注目するクイ研の後輩たちに声をかけ、“囲い込み”をしています。2019年4月には株式会社化し、YouTubeの動画作成やウェブメディアの運営も行なっている。
クイズノックのメンバーがテレビで顔を売れば売るほど、YouTubeチャンネルの認知度が上がり、ビジネスの拡大につながる。
最近では伊沢・鶴崎・林というクイズノックの3人が中心となって『東大王』とインスタントラーメンブランドのコラボレーション企画も実現した。
手広い事業で稼いでいる伊沢さんに、自ら『テレビに出たい』と売り込みに行く東大生もいると聞きます。近年では『テレビやネットで顔を売ってから起業したい』という
野心を持つ東大生も増えている。彼らにとって、伊沢さんはカリスマ級のアイコンなのです」
このところ、テレビ局はますますクイ研、クイズノックへの依存度を高めている。
「赤門で声をかけても、東大生は『テレビに恣意的な編集をされるかもしれない』という危機管理意識が他の大学の学生より高いため、なかなか出演者が確保できない。
その点、実績ある“東大人脈”で紹介された学生のほうが交渉もスムーズだし、安定感もある。
最近、テレビスタッフの間で聞かれるのは、『東大生は東大生の言うことしか聞かない』という“格言”。その中で、クイ研や伊沢さんは
パイプ役として存在感を増している」(前出・民放バラエティ担当)
https://www.news-postseven.com/archives/20200831_1591037.html