政治経済学部を最初に発足させたのは、早稲田大学である(詳細は早稲田大学政治経済学部を参照)。
しかし、後述のように、早稲田大学の旧称である東京専門学校創立の1882年よりも前に、東京大学が1881年に、文学部内に政治学及理財学科を設置している(「理財」は、おおむね「経済」の意)。

(中略)

一方、日本国内では、東京大学の文学部内に、政治学及理財学科が、1881年9月に設置されている。
早稲田大学の旧称である東京専門学校は、その翌年の創立であるから、東京専門学校の学科の構成をするに当たって、この東京大学の学科構成を真似たものとも思われる。
東京大学の関係者がまず政治経済学という学問を日本に輸入したと思われる。
以上のことから、早稲田が自ら政治と経済を融合的に学ぶことに積極的な意義を見出したという理解が妥当であることとなる。
現在もなお日本の大学の文系学部において法学部が中心学部であることが多いのに対して、早稲田大学においては政治経済学部が看板学部・中心学部であるのもその根拠を補強するものといえる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E9%83%A8