https://news.yahoo.co.jp/byline/otatoshimasa/20181020-00101152/

※ 地方の公立進学校の教員に評価を聞くと「問題のレベルが一部の上位層にはちょうどいいが、それ以外の高校生には難しすぎるのではないか」という声も聞いた。
 実際、国語の記述式問題では完全正答率が0.7%の問題があり、数学でも全3問の正答率が1割未満だった。日本女子体育大の入試担当者は「このままの難易度では(正答率が低すぎて)差が付かないのではないか」とコメントしている。
 関西の私立中高一貫校の校長も「一般論としたら難しすぎるのではないか」と懸念を示した。思想の練り込まれた長文を立体的に読む力というよりは、雑多な文字情報の中から必要な情報だけをパッとすくい取る能力を試すような問題が目立ったからだ。

※ また「日本テスト学会」は試行テストに見られた「5つの選択肢の中から適当なものをすべて選べ」というような多肢選択問題について、実際は選択肢ごとにそれが適切か否かの二者択一をしているにすぎず、「より深い思考力」を求めていることにはならないと指摘する。
 (中略)以上を総合すると「だったら記述式問題も多肢選択問題もなしにして、現行のセンター試験のままでいいじゃないか」という結論になりかねない。

センター試験がいかに有能だったか分かるね