共通テスト反対派の中には
「対話文を入れるなどの変更は誰の思いつきなんだ。そして,目的は何処にあるんだ。
記述問題と同様に,50万人が受験する共通の一次試験としてはまったく不適格な問題である。」

と述べている者もいるが、
文部科学省は
「予見の困難な時代の中で新たな価値を創造していく力を育てることが必要。
自らの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて
論述したりする思考力・判断力・表現力を評価することにより、高等学校に対し、
「主体的・対話的で深い学び」に向けた授業改善を促していく大きなメッセージとして対話文形式の問題を導入したとしている。

既に同形式の問題文に沿った参考書で対策をしている高校2年生も増えている。

この状態でさらにセンター試験の形式に沿った問題に戻すことは、文部科学省や大学入試センターの公表事項に基づいて試験勉強をしてきている高校2年生の不利益になると考えられる。

また、いつもの半分の作問・点検期間が1年しかない状態でセンター試験形式の問題に戻したら、例年より質の悪い問題が多く出題される可能性が高くなる。

共通テスト反対派はそれも踏まえて反対しているのであろうか?