【理科大経営学部移転問題を巡るこれまでの経緯】
・1993年 久喜市からの40億円の助成を受けて、久喜キャンパス設立
・2012年 理科大から久喜市へ久喜キャンパスの全面移転の要請
・2012年 久喜市の反対を受け、2016年4月より毎年1年生のみのキャンパスとして存続することに合意
・2014年 2012年の決定を反故にし、2016年3月をもって全面移転の要請(常務理事会にて決定済)

【久喜市の主張】
・設立から20年あまりでの撤退は早すぎる
・2012年の合意から2年あまりで、合意を反故するのは道義的問題がある
・理科大の土地は「教育用地」として開発しており、教育機関以外は設置できない。
経営学部が撤退するならば、付属高校等、新たな教育機関の設置を検討してほしい

【理科大の主張】
・久喜では学生が集まらない
・建物の減価償却費としての会計上の負担は今後80億円にのぼる。
 久喜での存続が見込めないのであれば、早めに手放したい
・久喜からの助成に対する設置義務は履行済みであり、存続期間に関する取り決めは当初から契約にない
・付属学校については久喜市では生徒募集が難しいし、中等教育の学校経営のマネジメントのノウハウがないと難色。