自民党特命チームと政府の教育再生実行会議は今月、高校改革の提言をまとめる。
同党の議論では普通科廃止も浮上したが、社会で一般的に必要な教育を行う学科の枠組みは残す。
その上で「サイエンスを重視する」「地域人材育成を目指す」など特色に応じて類型化し、普通科を細分する。

 文科省は、普通科の細分化に向けて、高校設置基準を見直す方針。
提言を受けた後、中央教育審議会(文科相の諮問機関)で具体的な類型を議論し、まとまり次第基準を改正したい考えだ。その後は、新たな普通科の教育課程や教科書、教員の在り方を検討する。

 高校改革の議論では、文系大学に進学する高校生の割合が高く、
「受験のために理系教科を早々に諦める生徒が多い」(義家氏)という課題もあるため、
文系理系をバランスよく学ぶ仕組みもテーマとなる。 

昭和以来の「普通科」見直し=特色重視で細分化−高校抜本改革が始動
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190506-00000013-jij-pol

「受験のために理系教科を早々に諦める生徒が多い」(義家氏)

「受験のために理系教科を早々に諦める生徒が多い」(義家氏)

「受験のために理系教科を早々に諦める生徒が多い」(義家氏)