●土曜日に月1回ないし2回勤務がある大学で勤務することは大変ではありませんか?
→「組合」が土曜日出勤を望んでいるのです。
そのカラクリは平日の労働時間を短くできることにあります。
さらに、労働時間を短くすることで、時間外手当・入試手当等の単価も大幅に上がります。

・民間企業
8時間×5日=週40時間

・大学
土曜日に出勤すると、民間企業でありがちな1日8時間労働はおろか7時間労働でも法律違反になります。
出勤土曜日の週 7時間×6=42時間 労働基準法違反
このままだと違反になってしまうので、以下の通りになります。
出勤土曜日の週 6時間半×5日+3時間=週35.5時間
休暇土曜日の週 6時間半×5日=週32.5時間
法律上時間が多い方の週に労働時間を合わせる必要があるので、
トータルで楽になるようなカラクリを巧妙に作っているのです。
民間企業より年間300時間ぐらい所定労働時間が少ないのが通例となっています。

・土日完全休のところ
他の会社の人と休みをあわせやすいだけで、実は一番メリットが小さいです。
月〜金は真面目に働かされます。超有名大手大学が土日休制の実施の際は「組合」が猛反対、
現行通りに月2回土曜日半ドン出勤制にしてほしいと理事会側に訴えた実績があります。

・土日or日月休のところ(土曜日に出勤した場合は月曜日が休み)
土曜日に出勤した人は実質仕事がないので隠れた勝ち組です。
小さい子供がいるなど、家族サービスを抱えたベテラン職員の代わりに毎週出て、
恩を売ったあげくに土曜日は実質仕事がなく、さらに月曜日も休む若手や独身職員もいます。

・土曜日が月1〜隔週出勤のところ(交代で休む)
Aさんが休みの週はBさんが出勤、または4分の1ずつにして月1回出勤土曜にします。
一番のメリットは出勤土曜日の所定労働時間数を法律に合わせる必要があるので、
総労働時間数が著しく減少し、時給換算給与大幅上昇と土曜日の実質仕事なしの両得が可能です。