>>97の続き

日が経つにつれて、自分の精神状態がおかしくなっていくのが分かった。
とても卒業して社会人として働くことのできる精神状態ではなかった。
半分ノイローゼ状態になって、申し訳ないが、結局その東芝系列の会社には
内定辞退の返事を出した。
もちろん大学の就職課の職員たちや大学のゼミやサークルの同級生から
「安定性のある東芝系の会社の内定を断って…」とバカアホ扱いされた。
傍から見て、確かにその通りだし、批判も甘んじて受けたけど、
このときばかりは俺は仕方ないと思った。
それからフリーターを2年ほどやっていて、その間に資格を取ったりして、
無名の会社に就職した。

今でも当時のことを思い出すと心が痛むことはあるが、後悔の気持ちはあまりない。