ストーリーの作り方 六稿目 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>59
文句ばっか言ってうざいやつだな
>>60
知ってるなら早く言えマヌケ クラウドうんぬんの件でいくつか投降した者ですが、>>57 は偽物です。
どういう意図があるのかわかりませんが、本業が忙しいので傍観中です。
多分これで完全に消えると思うので騙されないようにお願い致します。
レスくださった方、ありがとうございました。 スマホから失礼します。
漫画でサスペンスミステリーを考えていて、どういうトリックを使えばいいか悩んでます。
アドバイスを下さい。
ストーリーのあらすじは
起、主婦が旦那を殺そうとし、いざ実行しようとしたら旦那が殺されていた。
承、警察に容疑をかけられた為、真犯人を仕事先の後輩と探す
転、後輩が犯人と発覚。殺されそうになったり何かする
結、後輩は捕まり、主人公は安心するが実は別に犯人がいた
って感じです。 >>67
ありがちだけど、こんなのは?
妻(主人公)が自分を殺そうとしていること察知した旦那は警察に相談していた。
事件発生後、主人公を執拗に追求する刑事。
主人公と不倫関係にあった後輩は主人公の逃走に協力
しかし、あえなく御用となり、二人に現場に落ちていたという物的証拠を突きつける。
後輩は俺じゃないと信じてくれ!と否定するが、自分の疑いが晴れてほっとする主人公。
実は、警察に相談に来た時に主人公に一目惚れした刑事(実はサイコパスのストーカー)
の犯行でした。終わり
(証拠も捏造。アリバイもなくなるように工作) 急いで書いたんでところどころ日本語がおかしいがそこは脳内変換よろしく あ、相談したのは旦那か・・・。
旦那の相談がきっかけで主人公を知って、本当ならそれをネタにモノに出来ると
踏んで軽く調べ始め・・・といった感じで。 >>68〜70さん
ありがとうございます。
細かい所を考えてる時に
承の所で主人公のストーカーが
犯人ってなって、
転で後輩がストーカーっぽいけど違ってストーカーは謎のまま終わりって言うのがあったんですが、
明確にしてしまってもなんだかおもしろそうですね。参考になります >>72さん
トリックでググったりして
主人公の策は自殺に見せかけた毒殺が良いかなと思っていますが、
真犯人が後輩に罪をなすりつけるトリックは何が良いか
助言いただけるとありがたいです
>>73さん
2ちゃんへの書き込みが初めてなので
変な事を書いていたらすみません >>74
いや変こと言ったなんて一言も言ってないんだけど >>74
このスレには漫画家志望のくせに何の努力もしてなくて、
他人の足を引っ張ることだけが生き甲斐の奴が居るだけだから、気にしなくていい >>76さん
ありがとうございます。
68さんの助言でループネタが出来るなって考えたんですが、
やっぱり何か意外性のあるトリックが
思いつかないです なーなーストーリー作れないんだけど
主人公にしたいキャラ作ってそこから先進まない
キャラ描きたいから話作るってありだよね?
訴えたいテーマとかないけど漫画描きたいから描くでも平気だよね??
主人公に目的がないんだけど
行方不明の家族を探してるとかそういうのになってしまう >>79
話のテーマとかは読み手の受け取り方でいくらでも七変化する気がするから
主人公が話の最後、どこに辿り着いてるかを考えて描いたらどうですか?
家族を探してるなら
最後は見つけれてる、見つけられなかったけど重要な手掛かりを手に入れて冒険はまだ続く、みたいな スタートは何でもいい
楽曲が曲先、詞先どっちでもいいし
イントロからでもサビからでもかまわないように
何が発想の発端でも構わない
ただし完成した時には
歌詞もメロディーもアレンジも演奏も歌唱もミックスダウンも全て揃っている
同様にキャラ先でもまったく構わないし
キャラ描きたくて描くでまったき問題ない
だけど完成する時には全てが必要になる
どんな小さなテーマでもテーマは必要
というよりどんな短い作品でも自動的にテーマは入る
むしろテーマなしてストーリー書けと言われる方が無理
書けば自動的にテーマが生まれるからね
それ故にちゃんとテーマを意識しないで書くと
テーマの扱い方がヘタクソなストーリーになってしまう 色々あるけど
一つの例で言うと
主人公の行動原理がチグハグで
「お前、以前と言ってる事がちがうじゃん!」
と思われたらキャラクターとしてはダメなわけで
(一貫しない事がネタのキャラは例外として)
だけど
途中で行動原理が変わるような事件やドラマがあれば
「コイツ、成長したな」
と思われてキャラクターに厚みが出る
(マイナス成長でも良い)
この場合は変わった行動原理がテーマになる
主人公とぶつかる行動原理のキャラクターや
主人公と利害関係の近い行動原理のキャラクターを配置すると
自動的に主人公の行動原理が際立つ
そしてキャラクターの行動原理を際立たせる事件や現行動を配置していく
すると自動的にストーリーになっていく 初心者はどうしても事件から先に考えようとするけど
それではドラマが生まれにくいので
薄いストーリーになりがち
既にキャラクターの完成している作品の二次創作なら
事件から考えても勝手に話が進むけど
オリジナル作品はそのキャラクターを考える所がキモだから
事件ばかり先行して考えると行き詰まりやすい
じゃあキャラクターの行動原理はと言うと
テーマに則したものになって来るので
ストーリーを書こうとすると自動的にテーマを想定しないといけなくなってくる
べつに大上段に構える必要はなく
「正義は正しい」とか「愛は大切」とか
そんなテーマで充分な指針になる そうなんだな
俺描きたいワンシーンから話作ってたわ もちろん描きたいワンシーンから考えてもまったく問題ない
それが生きるように逆算して組み立てていくだけだ その描きたいワンシーンが
クライマックスなのかラストシーンなのか
それとなんでもない日常のワンカットなのか
何であってもかまわない
そのシーンを見た時に視聴者読者に感じさせたい感情が乗るように
そこに至るドラマやストーリーを組み立てる
そしてそのドラマが際立つ行動原理のキャラクターを作ればいい ワンピースがまさにこの作り方
でも初心者はやらない方がいいと思う
キャラがご都合主義になりがちだからね >>87-88
なるほどなぁー
>>89
映画脚本だと、場面から入る方がいいって聞いた
漫画も同じじゃないか >>78
俺も素人なんで偉そうなこと言うのは気が引けるのだけど、
とりあえず毒殺がいいと思ったのなら、まずは毒の知識を徹底的に頭に詰め込んで
自分ならどうやって完全犯罪にするか考えるのが近道じゃないのかな?
リアルの事件では何故バレたのか調べるのもいいかもしれない。
それをバレないようにする方法を思いつけばトリックの出来上がり。 >>84
事件≒ドラマでしょ
初心者や下手な人にありがちなのってその辺のことがおざなりにされてるから展開が平坦でのっぺりしちゃってキャラが脚本に引っ張られてるように見えるとかだよ >>90
初心者はまず順番にあらすじを書いていって
そのあとに見せたい場面を決めて必要不必要なシーンを足算引算した方がいいよ >>91さん
ありがとうございます
主人公の考えてるトリックは
自殺に見せかけたものって言う単純なものです。毒殺でも自殺に見えるなら
司法解剖はされなさそうだなって
Wikiを見ていて思ったので、主人公はその知識を持っている事にします。
結果としてそれは実行されず、
第三者が殺してしまうので
単純な方が、真犯人が後輩に罪を擦り付けるトリックが際立つかなって
思ってます。
肝心なそのトリックが思いつかないですけど >>92
昔はドラマツルギーなんて言葉があったけど
作劇上で言う「事件」と「ドラマ」は基本的に別のものだね
作品やネタやジャンルによっては「ドラマ」が「事件」である事もあるけど
作劇上でよく言うドラマは人間の感情に基づく言動によって描かれるけど
事件は必ずしも描かれた感情によるとは限らない
天変地異はしかり
ストーリーのきっかけ程度にしか使わない通り魔や事故なんかは
ドラマではなく「現象」扱いの感情の乗っていないただの事件だ
そしてその事件によってキャラクターたちの感情が動きドラマが動き始める >>89
>>90
>>93
別にどっちから入っても構わないよ
御都合主義と言うのは
あらかじめ伏線を張っていない仕掛けで帰結する
「作者の都合」で描かれたオチの事を言う
決して「キャラクターにとって都合良く」何かが起こる事を言うわけではない
なるべくして事が動いていくのは予定調和と言う
いずれにしても
そういった組み立てを理解していなければ
あらすじプロットから発想しようが
描きたいシーンから発想しようが関係ない
理解していなければ先にプロットから発想しても御都合主義や予定調和になる
理解していればどこから発想しても逆算で補える そもそも
あらすじ=プロットから発想する時だって
必ずしも前から順番に書くわけじゃないからね >>96
初心者は、ってことね
あるシーンを基盤に逆算してストーリーを作れと言われても初心者には無理だから
矛盾と辻褄合わせにあくせくして都合の良いお粗末なストーリーを作るだけ
いや初心者はそのあくせくにすら気付けないかも >>95
定義はどうでもいいんだけど
あんたの言う事件が疎かになってるから初心者はいつまでも初心者のままだしそこに苦しんでるんだよ それは初心者かどうかではなく
上手いか下手かでは?
最初にプロットを書く時だってクライマックスから考える事だって少なくない
それは結局は描きたいシーンからストーリーを考えてる事と何ら違いはない
帰納法で書く時は演繹法を意識して
演繹法で書く時は帰納法を意識する
常に両方を意識できてないと予定調和や御都合主義になりやすいが
別にどっちを主体に考えてもかまわない
作品や作家によって違っていい それは別にいいんだけど事件を軽視する理由は何なの? 事件は大事だが?
ジャンルによっては事件だけの作品もあるんだから >>101
俺は何本もストーリーを作ってきた経験則から言ってるんだけど
あんたはどうなの?
勝手ながらにじみ出る机上の空論感が拭いされないんだが >>104
長いこと仕事で書いてるので数百話書いてる
正確には数えないとわからんけど >>103
じゃあなんで事件の作り方に言及しないの? >>106
あ、そう。これは失礼した
でもやっぱり演繹法でそれなりのセオリーを身につけてから帰納法に移るべきだと思う
帰納法にはクライマックスを盛り上げる利点もあるけど、これは上手い人がやるから成立するのであって
経験の浅い人がやってもストーリーがちぐはぐして、ストーリーの体すら型どれるかどうか
その点、演繹法なら少なくとも読み手を混乱させるようなストーリーにはならない
面白いつまらないは別として 喧嘩すんなよ
お前らふたりとも自分の作品を見せてくれ
どっちの言い分が正しいか分かるから 対立する考えの持ち主が衝突する
まさにストーリーやな >>107
事件の作り方か
こればかりは発想力としか言いようがないな
正直考えた事もない >>108
そう思うなら自分はそうすれば良い
別に決まりはない
どちらも一長一短あるし
どちらが向いているかは人にもよるし
ネタによっても違う
俺が知っている実例では
前から順番に書いて途中でアイデアに詰まって投げ出す初心者はよく見ている
結局のところ彼等には描きたいものがないまま走り出したんだ
ただアイデアに詰まるだけでなく描くモチベーションが保たない
描きたい「何か」がなくて
ただ描きたいという勢いだけで進んで息切れして頓挫する
もし仮に勉強だと言うなら
初心者に一番大事なのは最後まで書き切る事
ストーリーは未完成を百本書いたところで完成品一本の経験値にも満たない
そして作品作りは勉強ではなく作る事が目的だ
描きたい「何か」がある事は最大のモチベーションであり指針だ
それだけで完成確率が上がる
そして描きたい「何か」こそが人を感動させるパッションでもある >>107
敢えて言うならば
面白い事件を思いついたら
それが一番面白くなるように前後を組んでいく
反対に
今書いている展開を面白くするために最適な事件を考えてはめる
結局は帰納法で考えるか演繹法で考えるかという当たり前の話にしかならないし
事件そのものと言うと発想力としか言いようがない
ただ事件を発想する地盤として
その事件にまつわる知識を事前に知っている必要がある
日頃から何にでも興味を持って知識を蓄えておくくらいか 94です
海外ドラマで他人の指紋をとっておいて
証拠にくっつけて罪を擦り付ける話が
あったんですが、このトリックの意外性はどれくらいしょうか?
私は凄いな〜と感心したんですけど 容器に本人の指紋しかついてなかったとして、それで自殺と判断されるとは思えない。
本人と結びつく毒の入手ルートもないのにいきなり服毒自殺していたら不自然。
密室だったらルート不明でも即断定されるかもしれないが・・・。 映像芸術と演劇、漫画、アニメ、それぞれ違うが共通して難しいのはモチーフを考えること
どうすればそのキャラクターの心理と象徴的な芝居とを繋ぎ合わせられるかそこが問題点なのだ Amazonプライムの孫が祖母にヘルメットをプレゼントするCM
短いストーリーながらもしっかり視聴者の心をつかんでる やっぱり、物語全体でもシーン単位でも、謎が現れては解かれていくってのが基本やね
全体でもシーン一つ一つでも、導入部に何らかの謎を用意し、それが最終的には解かれる形になってないといけない 物語作りの勉強に司法試験に受かるくらいの時間をつぎ込んだバカ
【アラフォー漫画家志望】犬面犬ウォッチスレ【ひきこもり】18
http://itest.5ch.net/lavender/test/read.cgi/net/1506961863 大塚英志のストーリーメーカー読んだけどぜんぜんストーリー作れないカネ返せ その手の本は
その人なりのやり方を書いてる事が多いから
その人の作風を合わせて読まないと参考にならない
もっと言うなら
その人の作品を読む時の指南書として読むものだから
数ある色々な人の書き方の本を読む中での一冊
という立ち位置に置くのが良い
一周回った後で
ああ、これがこの人の論法だったんだ
と分かる事もある 今日気付いた事。ある一つのエピソードを書こうとする時、そのエピソードのもつ様々なバロメーターを先にまとめて書いて置くと良い
キャラクターの履歴書作りをするのが良いように 最近気づいたというか以前よりも強く認識したこと。
TVシリーズ/長編漫画の場合、良い脚本は、AとBの恋愛 BとCの友情 AとDの逃亡と追跡、
といった複数のドラマが折り重なっていて、それぞれが他のドラマの伏線になっている。
AとBの恋愛に主眼が置かれたエピソードが終わる頃にはBとCの友情に亀裂が
入りはじめ、次のエピソードではその関係が破壊される過程が描かれたりする。
そして、その合間にAを追うDが登場、次のエピソードではその逃亡劇が描かれ、
次のエピソードではそのトラウマがAとBの関係に影を落とし・・・というような形。
主人公があまり関わらない各キャラの物語を1本ずつ位用意できて初めて長編を組み立てられる。
それができない限り、サブキャラは主人公のドラマを進めるための道具でしかなく、
全体として味気ない物語となる。「キャラの掘り下げ」というと抽象的すぎてとっつきにくいが、
「各キャラ毎のドラマ作り」と考えた方が進めやすいのかもしれない。
それが終わる頃には完全にキャラの掘り下げが完了しているはずだ。
各キャラの掘り下げが出来ていないと会話も記号的になってしまう。
だらだらとセリフが続いてしまいがちなのは、それがどれだけ続けてもつまらない
記号でしかないからだろう。 それは良い脚本というのではななく
「群像劇」と呼ばれる一つのジャンルだよ
複数の登場人物がそれぞれ別のプロットを持っている
海外ドラマによく使われている
一言で群像劇と言っても描き方にいろいろな手法があり
有名なのがグランドホテル方式
グランド・ホテルのようにあからさまにやらなくとも
各プロットの強さを調整して
群像劇の印象を抑えるだけで良い 80年代半ばから流行り初めて
ツインピークス、ER、24あたりでブレイクした そんな小手先のテクニックなんてなんの役にも立たないよ >群像劇の印象を抑えるだけで良い
言いたかったのは、まずは群像劇を描く位の意気込みで物語を構成して、それから
その印象を抑える位で丁度良いという意味で、要はそういうことです。 群像劇のストーリーの構造は特殊だから
それを普通のストーリーに開いてうまく馴染むとは限らないぞ
キャラクターの設定やバックボーンのドラマも作りすぎると邪魔になる事がある
何でもかんでもやれば良いわけではない
目指す仕上がりに向けたバランスでいい
そのバランスでうまく着地できる腕を磨く方が得策だ 具体的な作品で言うと、「プラネテス」の第6話で主人公ハチマキが月の下層社会の
住人達とともにビル火災から脱出するエピソードで作品の舞台設定(無重力や重力の弱い世界)
を掘り下げつつ、ハチマキに大怪我をさせ、舞台を月の病院へと移すことで、第7話では
自然に月生まれで月育ちの美少女ノノと出会わせ、そのエピソードの中でノノにとっては
生まれ故郷である「静かな海」とハチマキの故郷の海「九十九里浜」を重ねることで、
何を美しいと感じるかはそれぞれの心の持ち様であることを抒情的に描くとともに、
宇宙飛行士を目指した一つのきっかけになっているハチマキの海への思い入れもさりげなく
挿入。かつ、ノノに準主役のアイが嫉妬することで、まだ自覚していないハチマキへの恋愛感情が
水面下で膨らみ始める様子を描いて、主要テーマの一つであるハチマキとアイの恋愛ドラマを
進展させるというような手法。
たまたま今観てるのがプラネテスでパッと浮かんだというだけで他にもっと良い例がある
と思うが、とにかくそれぞれのエピソードが別のエピソードの構成要素となっていて無駄がない。
素人だと単なる美少女にハチマキが一目惚れ、アイがそれに嫉妬、宇宙飛行士に
なったきっかけや故郷の思い出話もアイとの会話の中で唐突に語るだけ、とかそんな
感じになってしまうだろう。サブキャラとのエピソードの中に小出しにするのがプロ
なんだろう。 いやいや群像劇はストーリーの見せ方、つまり演出なんであってストーリーそのものじゃないんだよ 試しに群像劇の作品を見ながら自分でプロットに起こし直してみるといい
そしてバラバラになったプロットを一つにまとめて確認するといい
実は一つ一つのプロットは大して複雑なストーリーではない
別のプロットに対する効果も
最初に計画されたテーマに沿っているだけだ
それを見せる組み立てに対して工夫してあるだけだ
ストーリーそのものの良さとは別の技術なんだよ
そこに惑わされてはいけない
視聴者を惑わすのが目的の組み立てだから
書き手であれば惑わされるのではなく
惑わし方として学ぶといい ストーリーではなく演出だというご指摘には概ね同意しますが、演出こそが重要だと
思いませんか?ストーリーのプロットなんて出尽くしているわけですしね。
その後、同じ志を持っていると思っていた仲間が実はテロリストで、かつての
恋人がそのテロリストとともにテロを起こすというようなクライマックスがありますが、
これもこう書いただけでは特別意外性のある展開ではないですね。
しかし、各エピソードで各サブキャラを描いているから、「え!あいつが?」
とか「アイツならやりかねない」というような感情を抱かせることが出来る。
それを説明的なセリフではなく、自然なストーリー展開の中でやろうとすると、
必然的に群像劇的な構成になるということかと。 昨日は8話以降を観ていたが、やはり巧みだった。
ハチマキが師匠ギガルトと再会、その飲み会でさりげなくハチマキの元カノの話題が出て、
その話を聞いたアイがやけ酒を飲んで酔いつぶれるというちょっとしたエピソード
があるんだが、これによってハチマキの入社当時の過去を描くだけでなく、ハチマキ
とアイの恋愛を一歩前進させている。
と同時に、ギガルトの職場である保安庁、後にハチマキを裏切るギガルトの部下などを
さりげなく登場させ、クライマックスとなるテロ事件の伏線を張っている。
素人だと、ハチマキの過去についてはハチマキが不意に回想するシーンを入れて説明したり、
保安庁については、何の脈絡もなく何かの事件が起こして登場させたりしてしまうだろう。、
ギガルトというキャラを設定することでその辺の不自然さを巧みにカバーしている。 もしも仮に
ストーリーとプロットが出尽くしていると言うなら
演出だって出尽くしているからわざわざ言及するものでもないという事になる
しかし現実にはストーリーもプロットもまだまだ出尽くしてなんてなくて
こんな時代になっても新しい手法は次々と生まれているし
物語の演出面も新しいものが生まれている
描くものが変わればやり方はいくらでも変わるからね
自己肯定のための反論は何も生まないぞー >自己肯定のための反論は何も生まないぞー
そちらが先に自己肯定のために反論されたのでは? >146
「プラネテス」はBSの深夜放送だったのであまり知られていないようで、俺もアマゾン・
プライムで無料で視聴できるようになるまで全く知らなかった。
それで、初めて観た時は「斬新なアニメだ」とひたすら感心してたんだが、観終わった
後に2003年の作品だと知って驚愕した。
原作・アニメともに星雲賞受賞。ストーリー、キャラ、美術、音楽 全てにおいて
すばらしいが、脚本は、大河内一楼氏が全話担当ということで、ストーリーについては、
大河内氏の力量によるところが大きいのだろう。
氏は、ガンダムの星山博之氏の脚本を100回読んで勉強したとのこと。
サンライズ作品だからガンダム色があるのは当然なのだが、ロボットや戦艦での派手な戦闘はなく、
ファーストガンダム以降、進化・成長の止まっていたヒューマン・社会派ドラマやサンライズが
苦手とする恋愛ドラマを一気に進化、成熟させており、サンライズの最高傑作と言っても
過言ではない作品。 >>147
言いたかったのは、プロットは出尽くしていると言っても良い状況で、少なくとも
TVシリーズや長編漫画を考える場合、超天才でなければ、新しいプロットだけで
組み立てることは不可能であり、そういうことに注力するよりは、構成や演出に
注力した方が、垢ぬけたストーリーになるのではないですか?ということです。
当然何か一つ位は「それは斬新だ」と言ってもらえるものがあった方が良いでしょうけど。 だからその考え方で言うとしたら
構成や演出だって同じように手法は出尽くしてるよ
そもそも群像劇だって今となっては目新しいものでもないし
どちらかと言うと海外ドラマとかで使いすぎて使い古された手法になっている
中には使い方を間違えてデメリットになっているタイプの作品すらある
そして前にも言ったとおり現実には出尽くしてなんかいない
極端な斬新な手法だけが新しいものじゃないぞ
君が出尽くしたと言っているような構造のプロットだって
実際にはキャラクターが変わるだけでプロットの中身は千差万別で異なるものになっている
と言うか
プロットの組み立てが新しいかどうかを気にしながら書いてるプロはいない
形から入るのもいいが
形しか目に入ってないのではいけない
作品は目に見えない部分が大事なんだから >>147
なんでストーリーが出尽くしてるって言われてるのかわかってないでしょ
屁理屈おばけはおまえだよ >>151
既に「出尽くしたと言ってよい状況」 ≒「ほぼ出尽くしたが完全に出尽くしたわけではない」
と言い直してるのだから、もうその説明は不要なのではないですか? 例によってプラネテスを観てるのだが、やはり勉強になる。
その後、アイはハチマキの友人からデートに誘われ、女子として喜びつつも
ためらっていたところ、ハチマキが他の女子と喫茶店にいるところを目撃、誤解し、
デートに行く覚悟を決めるというベタな展開があるのだが、プロはこういうベタな展開
だけで話を終わらせようとはしないようだ。
これらのシーンと平行して、ハチマキの元カノ・と同郷(内戦に明け暮れる後進国)の
技術者を登場させ、祖国の希望となるべく奮闘するその技術者を共同で助けようとする。
その様子を見たアイは、まだハチマキはクレアのことが好きなのかと勘ぐるなどして、
さらに二人はお互いを異星として意識しあう関係となるのだが、本エピソードは、
作品世界における社会構造、宇宙に人が移り住むようになっても地球上では戦争が
続いていることの悲しみとそれでも希望を持ち続け奮闘する人々の姿を描くことに
焦点が置かれており、一つのドラマとして見応えのあるもになっている。
別れたカップルが第三者のために協力するというのも面白い。(かつての敵同士が一時
休戦して協力というのはよくあるが)
同郷のキャラというのは生い立ちを語らせる上で便利な道具だろう。
痴話喧嘩が続いて三流アニメっぽくなり始めると、こうした別キャラが登場して流れを
変えるというパターン、テクニックがあるようだ。 あらためて言うけどそれはストーリーじゃなくて演出だね
3幕構成や起承転結も演出といえば演出
オチのない話だっていいんだよ
ルールなんかないんだから 何時、何処で、誰が、何を、どうした
それがどうなってどうなったか
それがストーリー
それらを見せる順番の組み立ては構成
それぞれの具体的な見せ方が演出 >>155
それが正しい根拠は何かと聞いてるんだよ
現実には
ほとんど出尽くしてると「言われている」だけであって
実際にはまったく出尽くしてなんかいない
10年前も20年前も30年前も出尽くしたと言っている人はいたが
この30年の間に新しいものはたくさい生まれているし
これからも新しいものは生まれるだろう
そこで君が「出尽くした」前提で話す根拠は何だい? >>157 >>158
言葉の使い分けが出来ていないのは認めますが、そういうことは理解していますよ。
しかし、広義では演出や構成も含めてストーリーというのではないですか?
例えば、歴史年表はいつどこで誰が何をしたか簡潔に記録したものですが、
それだけではストーリーになりません。
そこに細かなエピソードを肉付けし、面白く伝わるように構成と演出を工夫して
はじめてでストーリーと呼べるものになります。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています