東日大昌平 社会人野球で活躍した江井康胤氏が監督となり最初の夏を迎える。エース桑名は140キロに迫る直球が持ち味で、山口や佐藤界らの中軸は上位陣も警戒する破壊力。夏までに創部以来の勝負弱さ、脆さを払拭したいところ。

相馬 全中を経験した「キセキの世代」がラストイヤーを迎えた。主戦宝は佐々木朗希のようなフォームから力のある直球を繰り出し、遊撃手兼任の関颯は投球センスが光る。上位校ほどの長打力はないが、どこからでも走る機動力に注目。

田村 光南を県内屈指の強豪に育てた渋谷監督が大友前監督と交換する形で着任。投手中心に守り勝つ「渋谷イズム」の浸透を夏までに図るのはさすがに難しいか。打力はあるので、中堅校以下と当たれば打ち勝つ野球ができるはずだ。

福島商 パッとしない世代だと見られていたが、春の支部大会で聖光に10回タイブレークの末敗れるなど不気味な存在になりつつある。昔から上位校以外にはほとんど不覚を取らないため、第1シードと当たる8強進出までは堅いとみる。