夏の高校野球地方大会 東海の見どころを徹底解説
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■静岡

 春季東海地区大会で初優勝した浜松開誠館、今春の選抜大会に出場した日大三島など、新たな実力校の登場で混戦が予想される。

 浜松開誠館は、投打の層の厚さが光る。投手陣はエース山口祥のほか、テンポよく投げ込む広崎、制球力と力強さを兼ね備えた静内などがそろう。上位から下位まで切れ目なくつながる打線も魅力。

 選抜大会を経験して日大三島もさらに力をつけている。エース松永が投打の要。多彩な変化球を武器に、打たせて取る投球が持ち味だ。

 公立校では、伝統校の静岡も底力がある。昨夏に甲子園を経験した主将の山岸が柱だ。春の県大会4強の掛川東、静清も上位を狙う。(魚住あかり)

■岐阜

 春の県大会を39年ぶりに制し、東海大会でも準優勝した岐阜第一が勢いに乗る。昨秋県大会4強の大垣日大、中京、県岐阜商を加えた4校が軸になりそうだ。

 岐阜第一の強力打線は、下位まで切れ目がない。長打力のある中軸の福井や小沢に期待がかかる。大垣日大は、制球力のある左腕五島が今春の選抜大会で通算19奪三振。大型左腕の三松にも注目だ。

 中京は、スライダーが武器のエース瀬戸、主軸の根津が投打の要。昨夏代表の県岐阜商は、5人の投手陣がいずれも最速140キロ超。主将の伊藤には抜群の飛距離がある。帝京大可児、市岐阜商、大垣商、岐阜聖徳学園が後を追う。(東谷晃平)