中京の中の投手では巨人でも活躍した木村龍治が忘れ難い。88年の選抜宇部商戦で
あわや完全試合というピッチングだったのに、初安打後に逆転ツーランを打たれて
敗戦。ホームランボールを目で追いかける木村の表情が印象的。

>>753 深谷さんはこの敗戦で辞任。元々、杉浦藤文が63年以来監督をして66年の春夏
連覇を果たして翌年夏も準決勝前は連覇濃厚と言われながら、習志野石井のうまい牽制
等で敗戦。それから県内でも東邦になかなか勝てない時代もあった。その時代を脱した
ものの千賀を擁した76年の準々決勝でPLに大敗して辞任。54年の優勝監督だった深谷が
復帰した。深谷が育て上げた78年のチームだったが、秋季東海大会を圧勝しながら選抜は
出場辞退、夏は県準決勝の岡崎工戦と甲子園での箕島戦で劇的な逆転勝利を収めて、頂点
に駆け上がると思われたが、まさかの大逆転負けを喰らった。

杉浦の復帰後は野中が居た間に頂点を狙えたかもと期待を持たせたが、結局、頂点には
立てず。杉浦自身も前世紀に他界ぢてしまった。