選抜高校野球大会2日目、第2試合は横浜(神奈川)対明豊(大分)だったが、横
浜のMAX153キロのエース及川が3回表に明豊打線につかまり5失点途中降板、結果は
13-5で明豊が完勝した。

 ドラフト候補、「及川がいるから選抜に選ばれた」とも囁かれている今年の横浜
だったが、それだけに及川が打ち込まれる姿には驚きの声が上がっている。

 また、及川が打たれた後の3回裏、横浜が審判から「注意」を受けていた。

「横浜がツーアウト2塁だったのですが、2塁走者が打者に対し『バッターに球種の
サインを送っているのでは』と疑われたのでは、といわれています。試合映像を見
ると、確かにランナーが不自然にヘルメットを触っているようにも見えます。審判
がわざわざ二塁まで歩いていって厳重注意していました。

これでリズムが狂ったのか、それ以降流れは明豊に。一気に突き放されてしまいま
した。高校野球は小さなトラブルが大きく影響しますね」(記者)

 高校野球ではサインを送るのは罰則こそないものの禁止となっている。高校野球
を代表する名門・横浜が「サイン盗み疑惑」とは、非常にイメージが悪い。エース
が打ち込まれ、その後サインに関し注意を受けるとは......チームの流れとしては

最悪といえるだろう。

 また、以前もこの「サイン盗み」の疑惑が高校野球で浮上し、物議を醸したこと
があった。