俺「ちなみさんあけおめ〜。こたつ、失礼しますよ」
ち「だめ」
俺「駄目ってこたないだろ。やめろよな、理由のない横暴」
ち「理由なら、ある」
俺「ほならね。その理由を言ってみろって、そういうことでしょ」
ち「くさい足を入れて欲しくない……。においがうつる……。……元日元旦から汚れたくない」
俺「くさくねーっての!! フローラルフラワーの香りだっての!!」
ち「……ほならね。自分で嗅いでみろって……そういうこと、でしょ?」
俺「……それはまぁ置いといて」
ち「置くな」
俺「寒いんだよこっちは!! 早くっ! 早く入れてっ!!」
ち「……きっしょ。……さむ」
俺「こっちが寒いんだよ!」
ち「私だって、寒い」
俺「こたつ入ってんだろ」
ち「……背中は、寒い。温めてくれるなら……入っても、いい」
俺「どうやって」
ち「く……くっつく……?」
俺「狭くなるぞ」
ち「温かければ……それで、いい……。あぐら、かいて座れ」
俺「その上に乗るのか? 足のにおいはいいの?」
ち「……我慢する。うへ〜……これは、苦行」
俺(デリケートゾーンにちなみさんのおしりが当たるって、これもある意味苦行だよな……)
ち「……変なこと考えてる」
俺「すんません」
ち「ひ、否定……しろ。ばか」

あけおめ