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2015/08/08(土) 19:08:37.940さ。そっちから誘ったんならともかく、てかあたしが誘ったわけでもなくて、友子達に勝
手にそういう流れにさせられちゃったってだけなのに』
「それでも男からしてみりゃ十分美味しいシチュだってのに、この上手作り弁当まで貰っ
たらバチが当たりそうで……」
『なに言ってんのよ。そんな、別に期待するような大したもんじゃないし、半分は冷凍だっ
たりするし……それにあたし、一人分って上手に出来ないからさ。いつも量多めになっちゃ
うし、全然気にすることないってば』
「ホ、ホントにいいのかよ? そこまでして貰っちゃっても……」
どうにも煮え切らない態度の別府に、だんだんとあたしは苛立ってきた。さっきからあ
りがたがっているような言葉も、実は迷惑の裏返しということなのだろうか?
『もう!! いるの? いらないの? いらないんだったら別にいいわよ。正直にいらな
いって言えば。別に別府なんかに食べてもらわなくたって、平気なんだから。自分で何か
買ってきて食べればいいじゃない』
「いや。そうじゃないって。てか、いらないわけないし!! もちろん!!」
『なら、素直に最初から喜べばいいじゃない。別にこんなので見返りとか求めてないわよ』
「わ、悪かった。ごめん。是非、食べさせてください。よろしくお願いします」
あまりにかしこまって頭を下げるので、あたしはついおかしくなって笑みをこぼした。
『しょーがないわね。あっちいこ。テーブル席混んでるからさ。ちゃんと、シートも持っ
てきてんのよ』
得意げにパン、とトートバッグを軽く叩いて示して見せると、別府は恐縮した顔で頭を下げた。
「いや。正直、ホント感謝してるよ。うん」
『そうそう。大いにありがたがりなさい。崇めよ、称えよ、なんてね』
ちょっと大仰に冗談を言ってチョロっと舌を出してから、あたしは先に立ってレジャー
シートを広げる場所を探しに歩き出した。
まだまだ続きます