呉広は納得してまず卜を行いました。

卜者は呉広の意図を知ってこう言いました「足下の事は全て成り、功を立てられるでしょう。しかし足下は鬼に対して卜すべきです(鬼神の力を借りるべきです。原文「卜之鬼乎」)。」

陳勝と呉広は喜んで鬼神を念じ、こう言いました「これは我々にまず衆を威圧するように教えているのだ。」

二人は帛布に「陳勝王」と丹書(赤い文字を書くこと)し、他者が置いた網にかかった魚の腹に入れました。

戍卒が魚を買って調理すると、魚腹の中から書が出てきます。この出来事は怪事とされました。