新 太一に思考が固まってコメントしてる自覚がないらしいな
大問題はそんな所にあるのではないのに

もし仮にちはやふる大学編、社会人編とこの先20年連載続行だとしたら
絶対こんな終わり方にならないだろうし描き方は全然違ってくるはず
ここで作品を終わらすって流れ的にある意味超強引でまるで打ち切りみたいな感じなんだよ
どうしてもこの回で終わらせなければならないから唐突に全ての読者に配慮してこういうそれぞれのキャラに褒美与えました、それぞれのファンはこれで満足してね、
というありきたりな無難〆になったわけだ
そもそも太一の話だって原田先生のライバルエピソードを出して社会人になってから新VS太一のライバル関係の伏線として描いたのだし、
太一のカルタ物語の成長としてここでやっとカルタの世界と本気で向き合い新を破って名人を奪取するというところまでがセットのはずだ
恋愛厨話が軸の中身のないマンガではないはずならコンプレックス克服して一人前のカルタ人に変わるという事が描かれるはずなんだが、
連載がここで終わるということは伏線回収もできないし結局「千早とくっつきました、太一これで成就されました、ファンの皆さまこれで許しておいてくださいね」
みたいなやっつけ感半端ないのだ
そして「チームちはやふる」の回収も無ければ謎の太一京都行きもよくわからない
付き合う設定で何故遠距離に設定する必要があるのか?新もこれで東京来る意味は?地元に残った方が良いに決まっている設定になってしまっている
この最終回から逆算するとやっぱりスタートの回想話はおかしい
ボーイミーツ設定であれは完全に新との出会い軸に千早は回想しているが、太一軸に回想してそんな折に新という少年がやってきた的な回想になるはずだろう
回想しているにもかかわらずそれに沿った千早の気持ちが最終回で関連されて語られていないことも作者が完全に最初描いた事を忘れている証拠にもなっている。
新・太一がどうのこうのじゃないんだよ
アホな恋愛厨ファンはそこにしか目が行かないがそんな事ではない
ここでそもそも最終回になること自体が変過ぎるのだ
だからこのような唐突な設定を放り込んで終わらさざるをえないことになっている