中央公論の日本の古典は、中央公論が経営危機になってから、売れ筋が堅いとして
当時の経営陣が考えた企画だったんだよね。
だから、がっつりまんがを出してるところからは当初は冷ややかな評価だったんじゃないかな。

でもそれぞれの漫画家ががんばって、結局は今も増刷がかかる全集になった。

里中さんの近松は、時代劇では幕末の風俗になりがちなところ、
江戸時代初期の髪型、着物を描くという野心的試みをしている。