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ビアズリーやミュシャ、クリムトなどの雰囲気を
少女漫画に持ち込んだ先駆者のひとりが岡田史子さんだったかもしれない
岡田さんを崇拝した萩尾・増山さんの感性は、
当時としてはサブカルチャーの範疇だったが、間違いなく先進的。
「漫画家はジャーナリスティックであらねば」と思っていた竹宮さんが
2人の影響で後追いを始め、19世紀末を勉強しはじめたとすれば
さぞ、縛りが多くて窮屈と感じたのではないか。
一方でSFも「11人いる! 」のヒットで注目を集めていた。
風木と並行しての「地球へ」連載もまた、時流を読み、流行に乗る戦略だったのかもしれない
だが、その後の乙女チック流行には乗り切れなかったということでは