>>73
ごめんなさい。肉体の悪魔でしたね。
遥か昔、10代の頃くらいに読んだことがあります。
心理小説としてとても面白かったです。

そういえば、ここで紹介されていた「嘘つきな真珠たち」の
お試し部分を読んで見ました。

過去の名作文学のタイトルが副題で、ここで紹介されていた
ミューズを取り合う話は愛の妖精らしいのですが、
お試しの部分は高慢と偏見で。

あらすじは、レディとしての教育を受けていたアッパーミドルくらいの
家の娘(美人)が兄の友人である申し分ない貴族の男性と婚約。

皆が羨む中、娘は思いがけず牧師館の馬丁に一目惚れしてしまい、
結婚前に心が少しかき乱されるって感じの話のようで。
馬丁は既婚者で妻を愛していて、読んだのお試し分だけだけど、
多分娘はそのまま結婚する感じ。

タイトルを借りた高慢と偏見って、階級差、当時の女性が置かれた立場、
いろいろ考えさせる要素があるんだけど、
竹宮さんが読むと大島作品の評価みたいに、
ただの古い教育を受けた女性の物語になってしまうのねって、
読んだのは途中までだけど思ったわ。