今でも充分恐ろしい話だけど、1975年当時、多重人格を扱った恐怖漫画というものは、ものすごくモダンだった。そんな種類の恐怖が存在するなんて、本当に驚きだった。今でも最後のアロイスの笑みを思い出す。その終わり方も、すごく印象的だったな。とにかく新しかった。