>>675
私も、陽向は伯母も好きだし、伯母によく似た雛も似ているからだけでなくずっと好きだと思っている。
というか、陽向が雛を好きという描写は多数ある。
もう一歩進んで、雛も陽大よりも陽向が好きだったと思う。
「Lave」ではなく、「Like+α」
ただ自分が大和舞に行くことは納得出来なかった。
神社が燃えた夜のキスは、陽向が来ることを知っていた雛が陽向にそう見せただけで実際はしていないと思っている。
大好きな兄の記憶と気持ちが自分の記憶と気持ちと、兄をしたいすぎて一緒になっている陽大は、例え誤解でも雛とキスしていると思われた自分が許せなかった。
自分がなんとも思っていない相手とキスした振りをするよりも、自分が心ある相手と例え振りでもキスしたように見えてしまうのは罪だから。
記憶の取り違えに気がつくことは、陽大の中では罪からの開放だったのかもしれない。
それで開放されるのは少し都合が良すぎる感があるので、この辺りをもう少し丁寧に描いて欲しかったと思うのだろう。

ついでだが。
陽大は最初から花乃を女性としては意識していないと思う。
弓の着付けの時に父、兄とともに堂々と着付けを手伝っているシーンが有る。
花乃のことが好きという気持ちが、親友を超えたものと気がつくのは火事の後のこと。
親友、好きな女の子を飛び越え、家族であり故郷であり全てになる。