新型コロナウイルスのワクチン接種を迅速に進めることに苦戦している日本で、数千万回分のワクチンが未使用のままになっている。東京五輪・パラリンピックの開幕が近づく中、感染が急速に拡大していることから、日本政府は緊急事態宣言の期間を延長したところだ。

世界のワクチン接種状況を追跡するブルームバーグの「ワクチン・トラッカー」によると、人口およそ1億2600万人の日本で、少なくとも1回の接種を受けた人の割合は、2.2%。ロイターはこれについて、「富裕国の中で最も低い」と伝えている。