海外投資家、現物・先物合計で日本株を1兆円売り越す−1月2週需給

大発会を含む1月1週の2日間で大幅に日本株を買い越した海外投資家が一転、
売り越しに転じたことが分かった。現物と先物の合計売越額が1兆円を超えたの
は2016年3月2週以来。一方、証券自己は4週ぶりに買い越し、現物・先物の買越
額は6652億円と膨らんだ。個人は8週ぶりに現物株を買い越し。1月2週(9ー12日)
のTOPIXは0.2%安の1876.24と反落。週末12日は株価指数オプション1月限の
特別清算値(SQ)算出日だった。海外勢による現物の売り越しは2週ぶり、前の
週は先物との合計で6810億円を買い越していた。東海東京調査センターの仙石誠
マーケットアナリストは、海外勢の日本株売りについて「SQ要因を含んでいるよう
だ。17日発表の裁定買い残の減少ぶり、証券自己の買越額の大きさなどから考え、
国内勢のアカウントが証券自己を通じ海外に移管された取引が含まれている可能
性が高い」との見方を示した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-18/P2QM4FT0G1KX01