囲碁理論(強弱バランスでなく、調整ゲーム)
囲碁の本質を、バランスゲームである、言う人が数多くいます。(プロの中にも)バランスとは一体何か。石の強弱バランス。それがバランスの本質でしょうか。NHKの囲碁講座のパワーは活用できるのか、バランス意識して、本当に打つことで勝てるか。バランスのゲームとは、一手一手効率の「微調整」が必要であること、そのための知識が必要であり、これが上達に役立つ、このことを一緒に考えてみませんか。 理論に素人の趣味の考えでは、間違った自己矛盾の価値によって、着手が混乱し弱くなります。 時間つぶしの趣味として、推理小説のように想像するのも楽しいことですが、そのことでかえって棋力低下を招く原因になります。時間つぶしは、詰碁を解く方がいいでしょう。 趣味の囲碁で、アマの自分勝手な論理を楽しむのも、好い事ですが、それをプロ棋士がお仕事で、自分の損得で利用するのは、問題ありそうですね。プロ棋士は、囲碁普及もお仕事です。正しい囲碁理論の普及を心掛けてください。 プロ棋士は、囲碁理論に関してはアマチュアなので、武宮ではないけれど「囲碁はどこにでも自由に打てる」などどいう嘘で、自己満足する嘘情報を流すのも、囲碁界でのアマ上達にとっては、悪影響です。 現在、プロ棋士で、布石などで新たなチャレンジをしようという棋士は、数名いますか、それらの問題点は、その考えに明確な根拠がない事です。囲碁理論のアプローチとしての、基本を「碁の方程式」を参考に勉強して欲しいと願っています。真理探究と普及への、無駄な努力と無駄な時間を無くすために.... 囲碁理論を研究する場合に、満たさなけれならない絶対条件があるのですが、それを知らずに部分の例外法則を、囲碁理論であるかのような考え方をしている、理論に関してアマチュアのトッププロ棋士がいることが、碁会の囲碁発展にとって大きな障害になっているようです。 個人の趣味レベルの理論研究と、本格的で学術的な理論研究とでは、その目的も内容の深さが、研究課題の質と内容の深さが「天地の差」があるほど違っています。 囲碁理論に無知なプロ棋士の、理論研究は手筋や詰碁の研究であって、その内容は布石、定石、ヨセ、形勢判断とは無縁であり、全く異質のゲーム論、手順論であることをしらないトッププロが、数多くいるようです。 趣味としてのアマの「囲碁理論」と教育目的としてプロの「囲碁理論」とでは、そのレベルも学術的な厳密さが
大きくことなるのです。 自分が強くなりたいだけのプロ棋士の「囲碁理論」とアマの趣味レベルの「囲碁理論」は非常に似た同レベルの、矛盾した簡易な内容といえます。 ゲーム論としての分析手法そのものが、大きく異なります。このためアマレベルの囲碁理論では、実戦の「参考図」から答えを得ようとします。この時点で大きな矛盾に遭遇し、混乱し、場当たり的な間違った推論が始まります。 なぜなら、未来志向であり、確率的であり、確定的であり、....これらの価値観と強くなりたい。勝ちたい法則への欲望に惑わされるからです。 それは、「株やギャンブルでお金儲けしよう。」「趣味として楽しみながら」「趣味として強くなりながら」囲碁の真理を知りたいと思っているからです。 棋聖戦 井山 白 白20で、布石リード?
やはり、井山の方が、構想力が上かな 白48-49-50-53 まで
黒が白に動かされている。...形勢は白よし... 白48-49-50-53 まで
黒が白に動かされている。...形勢は白よし... K59 形勢逆転を狙って
黒にとっての勝負手&構想打診
白ここで長考は.. やむを得ない。ここからは、効率理論では打てない。
勝負師どうしの、検証能力と直観の世界(経験と研究) K59 形勢逆転を狙って
黒にとっての勝負手&構想打診
白ここで長考は.. やむを得ない。ここからは、効率理論では打てない。
勝負師どうしの、検証能力と直観の世界(経験と研究) 白60
これは、井山流の(打診&きかし)と争点を絞るための手(最善手の正解発見のための準備) K59手は、好い手か悪手かの判断はできないし、無意味な評価。 K65 黒の好手というより、白から「攻めを強要」させられている(無理攻め)感がある。
アマなら、攻められている白の方が嫌であえが、やや余裕がるので、この場合はプロは凌ぎ方が、やや気楽? 初手から66手までの
囲碁理論からみた、棋聖戦の進行評価です。
このように、ここまでの変化図の説明は不要であっても、形勢や構想の進行予想は、理論の効率条件の達成度によって可能なのです。プロの対局では、単純ミスが非常に少ないため、このような局面での進行予想や形勢の正解率が70%~80%可能になります。 井山の弱みは、年齢と体調に影響が、一力より大きいことです。そのために、乱戦や難解になるとミスを打つ危険が大きい。 白68
中央の黒の集団が、生きが不安定であり、選択が難しい(相手の手に対応した整形が難しい)
このため、白の方が逆に、相手への対応が楽です。 K69は、最強のがんばりの手であり、Kの整形と構想がわからないので、白に構想してください。という手です。
勝負としては、この局面では危険度が大きいのですが、まだまだ、持ち時間があるので、白有利にみえます。
もしこれが、2日目で持ち時間が少ないと、形勢が有利な感があるので、白も勝ちきるのが大変です。 これが、囲碁の理論として効率、勝負としてゲーム性です。これらのゲームの流れと実戦での上達知識が、囲碁理論を学ぶことで、タイトル戦を観戦することで、誰でプロの疑似体験できるようになります。 白70 打診の手
白の最大目的は、白7子の生きを早く確定させ、次の争点である右下への先着です。 K71 戦いの拡大と複雑化です。
本来の争点は、K三子(直線)の行方(役割)です。 これからの進行で、両者の運命と現在の体調が予想できそうです。 黒 ありがとうございます。黒が2つあることに、気づきませんでした。 白78 形勢 白よし
黒3子が頓死、で絡まれている これでやや勝負ありの感がします。 このような、囲碁理論を学ぶと、タイトル戦の予想ができるようになり、趣味として囲碁観戦が追加されるのです。 ここまでの進行で、囲碁理論からみると、井山と一力とでは、布石感覚や理論力に、能力差を感じます。 33へのタイミングでは、白8は違和感なし。黒15は、問題あり。黒19と白20は、これで勝てるの...うそでしょ。
という感があります。つまり、一力は布石も囲碁理論の着手効率も、勉強していないことがわかります。それが布石段階で、構想が遅れる原因であるとは気づていないようです。 ここでの観戦記述は、対局終了ではなく、対局中のリアルで行っています。囲碁の未来予想(構想力)は変化図の検証によって行われるのではなく、80%以上、囲碁理論の構想法則で進行するということです。この意味では、減算ゲームであり、制約ゲームであるといえます。 囲碁理論によって、プロになる専門教育を受けなくても、トッププロ以上を越えた、正しい布石感覚を身に着けることができるのです。 棋聖戦
黒87手 アマなら逃げる一手ですが..
ここでの選択基準は
1 形勢が有利でること
2 逃げると、捨てられない重要な種石になること(捨てれない石になる)
3 振り変わりで、白三子が取られる。
この対策が必要です。
黒91までの構想は、白の構想は、
どちらか白は取られるけれど、
@ 中央の厚みを消す(戦いの制約条件を低減する)
A 白の大石を、安全に強くなるようにする。
このことによって、これからの戦いの可能性にする。 このように、構想の中心(着手効率)は。利き筋の多さと、制約条件の少なさを優先意識で考えています。 >>489
プロの初段なら、九段より強い。正解です。 白102手
白、大丈夫でしょうか? 左辺の黒が先手で生きたら、黒よし逆転です。
黒の後手生きでも、形勢不明? 白102
白の読み切りなら、この手で勝ちましたになりますが、... 3がらみの攻め合いになるので、とても難解。これを正しく読み切れるのかな・ 訂正
白102 これで、黒先での、活きがない。
黒113までが、必然の流れ.. 黒111 白から、黒の大石をコウにする手が残ったので、
黒の負担がやや大きいようです。ただし、黒から「はねる」手が、先手活きになると、大変。 白116
ここで、わかることは
囲碁理論での、本当の形勢判断に評価値です。
その答えは、制約の大きさであり、これも、減算ゲームの特徴になります。そして構想力とは何か、未来の戦いに対する優位性の考え方になります。
これらのことが、囲碁の本質であることを、明らかにした本が「碁の方程式」なのです。
あなたの趣味と上達のバイブルとして、お読みください。そして、トッププロの観戦をお楽しみください。 本の宣伝?..囲碁理論の普及です。それを知るには、本を読むことが最短です。 囲碁理論のバイブルとなる本は、「碁の方程式」のみで、それ以外存在しません。そして、囲碁理論を知らないプロは、プロ失格といえる、そんな内容です。 勝敗は、ミスによって決定的になりますが、囲碁理論を知らない棋士ほど、「緩手、無理手」が多くなることが解っていいます。現在のトップ棋士で、理論に近い手を打つの棋士は、NO1=井山と NO2=余の2人に思えます。 多くの棋士は、部分的な戦いや戦略的な戦い、戦術的戦いは、よく知っていますが、構想の戦いについては、まだまだ知識不足で未熟です。 黒119
この手は、とても危険で、手抜きされる危険性があります。
つまり、相当な読みの検証が、必要です。
なぜなら、2目は要石ではなく、黒の大石との攻め合いが争点になっているからです。
なので、すぐに受けるかどうか?不明です。 白120手
コウが残っているので、白受けました。
コウが残ってなければ手抜きですね。 訂正です
黒103 白104が抜けてました。なので、手順が、2つ少なくずれています。 黒123切り 白124の受けは、黒からの「のこう立て」が一つ損ですが..
右隅の寄せに影響するのかな? 今日の解説目的は、「アマの趣味の囲碁」に観戦者を増やすには、「囲碁理論」の普及と探求が有効であるという例として行いました。囲碁理論が解るとと、変化図がなくても、未来構想と戦いの展開を、予測出来るようになるからです。 ▕╲ ╱▔▔▔╲ ╱▏
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勉強になりました
明日、第7局2日目も
解説をお聞かせいただければ幸いです 黒133
下辺と中央の黒が、「コウつき」の絡み攻めになっているので、黒がやや苦しいそうですが、攻め合い難解。一手のミスで勝負に大きく影響しそう。 黒133
黒の123の、捨て石の「保険の切り」が、よく働いている。 白134
我慢ですが、黒も生きてないので、どちらが⓵無傷で生きられるか。A先手になるか 理論の評価値は、守りの手の評価がより重視されます。なぜなら、確定度が大きいからです。 黒137
「碁の方程式」で初めて証明された、重要な「目的達成スピード法則」にそって、生き生きの方向で手順が進行し確定しています。 棋力測定の基本は、生きる「スピードの速さ」と「生きた後の次に狙い」という評価になります。 囲碁格言での「後手の先手」は、このことを説明したものです。 目的達成スピードの法則は、構想での読みの基本なので、この意味がわからないと「構想の方向性」が間違っているため、戦いに強くなることができません。格言「取ろう取ろうは、取られの元」を繰り返します。このような、「碁の方程式」囲碁の格言をすべて、完全網羅(説明可能な)した数学的な理論書です。 本の内容は、一般書の1000冊以上の内容を含んでいるため、「碁のバイブル書」「囲碁の神書」になっています。 白の読みは、中央下辺の黒3子を切り離して、得られる利益と、中央の白9子(ほぼ用済み)の石を捨てる構想での、損得評価と次の狙いになります。 黒137
下辺から中央での「石の強弱」の評価は、黒有利なので、中央の白9子は取られている状態と見なしての構想となり、下辺三子との交換(白の先手活き)、右辺の新たな戦い効率になっています 構想においては、互角の分かれ、振り変わりと目的達成スピードの活用になります。 白138 黒139 は 寄せの手、白140,黒141は、白の利かし、黒の反発。の進行 白142 ここからが、新たな構想による、右辺へ戦いのスタート。 アマの観戦を困難にしているのは、プロの解説において、「捨てる構想と全体評価」が構想の基本であることをしらない。つまり減算ゲーム、確定ゲームの効率、構想の基本理解ができていないからです。このため、このような解説をして、自分の「構想ミスによる解説評価」を恐れるからです。 白142 黒143 は白の読み筋です。構想の読み(流れ)は、白が優っています。 黒145 白146 この別れは黒よし(十分)です。
なので、白144は寄せの手で、悪手っだたかもしれません。 白146
形勢は黒良し。「黒が勝ち切れるか」の展開になっています。 黒147
形勢よし。勝ちましたという感の安全運転です。 このような、解説はアマにとって理想ですが、プロにそれができません。感覚能力としては、トーナメントプロなら当然あると思いますが、解説根拠としての、「囲碁理論の知識がゼロ」でないため、法則の予想解説ができませんのです。このためAIを利用した、理由説明「いい訳」解説となり、面白くなくなるのです。 アマの高段者レベルでは、このような感覚能力はありません。 これらのことが、趣味として囲碁普及(観戦人口増加)にとって、大障害になっています。 つまり、個人的に自由発言可能な場所では、このような解説はプロから聞けるのですが(本音解説)公開の場では、言えないのです。アシスタントが巧く誘導する必要が必須です。このため責任問題が、その女性アシスタントの能力に転嫁されます。女性アシスタントは仕事が欲しい、嫌われたくない八方美人が多いため、この情報を、一般アマが得られることはありません。 特に、トッププロが打った悪手を世間にさらすメリットがないのです。なので「ヨイショ解説」ばかりのなって、意味不明になります。 この解決は、アマの理論教育強化しか、解決方法がありません、是非「碁の方程式」を読んで、新しい趣味項目を増やしてください。 白148 形勢は黒良し、
白の勝負手ですが、逆転は難しそう。 白148 この手は、もし白有利な場合には、構想として打ってはいけない手です。逆の立場でいうなら、黒に打たされた手です。 白148
これが、勝敗確定を阻止し、新たな戦いから、黒の対応ミスを期待した無理手です。この局面では、ゲームとしては「止む得ない選択の余地のない」手です。 白148
今後の見どころは、大きなミスをせずに、「黒の勝ち切り方」になります。 白154
最大争点は、
@ 白の大石の生死で生きることができるか。
A 右下辺に石が無条件の頓死になるか。
B そしてさらに。ヨセ勝負で、勝てるか 白154
形勢は、黒のややよしに見えます。
黒の外勢がとても堅く、利き筋が少ないので、白から単純に生きることが難しそうです。生きたとしても後手になり。右下がコウなど(手残り状態)になれば逆転もできそうでが... 黒155
大きく全体を殺す手手で打ったのであれば、当然正解ですが、死活を読み切れなくて、時間に追われて打った手の場合、小さく捨てられる危険が大きくなります。このあとの変化が多くなって、失敗時の逆転の危険性は大きくなります。