右上からの攻防に意見が交わされているようだが俺は井山が心理戦を制したと思う
1日目の封じ手はほとんどあれしかなかったもう数手進めて相手の着手を見てから封じれば夜考えられる

封じ手以降の戦いはほぼプロ陣は白が有利で黒危ないのではないかと見ていたようだが両対局者も同様だったのではないか
そこで井山はわかりきったハネを打たずたっぷり時間を消費して封じた
そこの1日目の夜山Pはなまじ時間があるものだから読みまくって自分の有利だと思うが井山がとんでもない妙手を打ってくるのではないかと疑心暗鬼にかられたのではないか
そして2日目山Pは左辺の折衝で兵を引き井山は糊口を凌いだ

1日目の無駄っぽく時間を費やしてハネを打たず封じ手にしてその夜山Pがとても不安になることを見越した心理作戦だったと俺は見る