<ドンッ!!!
ラファール「痛っ!?なんだこの薄らでかい壁は!?」
竜化エル『…………………どうも』ゴゴゴゴゴ…
ラファール「 」
サラ「……困ってるって訴えてそれで済んでくれれば、わざわざ出て来てもらわなかったのだけれど(もぐもぐ)」つティラミストーム
ンン「ごめんなさいなのです、結局お手を煩わせるハメに…… (もぐもぐ)」つダンブラザーズ
竜化エル『いえいえ、私達の姉弟仲に気を使って説得を試みてくれたのでしょう。むしろそのお心遣いに感謝です』
ラファール「あ………姉さんその……」アセアセ
竜化エル『ラファール……あなた以前にも作り過ぎたお菓子をマデリーンやマロンに食べさせて彼女らを虫歯にしてセレスティアとセピアに散々叱られましたよね?』
ラファール「だ、だから不特定多数に配ろうと考えたのだ!!」
竜化エル『成程、私達の目が届かない他所様に押し付けようと考えたと』
ラファール「あ、いや、そう言う訳では……(頭ガシリっ!!)痛あああああっ!?」
竜化エル『言い訳は家で聞きます……お見苦しいところを見せてしまって申し訳ありませんでした、後日お詫びと御礼に伺いますので』
ミルラ「き、気にしないで下さい、本当に何もやってないので (もぐもぐ)」つツイスター
マリア「まあ大好きなお姉さん相手でも、むしろだからこそ叱られたくないのはわかるよ(もぐもぐ)」つ剄氣の体術
ラファール「頭蓋がくだけるぅぅぅぅ!!??」ジタバタ


その後、そのまま頭鷲掴みでお持ち帰りされたラファールは姉にこってりしぼられ、暫くの間お菓子を作る時は家族監視の下と約束させられたそうです。
こうして、街の子供達の健全な食育は守られたのでした。



【おまけ】
ラファール「ふっ、流石は我、完璧な出来だ」つシュークリーム
ラファール「む、姉さん、そのピンクのクリームはベリーか何かか?」
エル「ああこれは、ペッパーX※クリームです」
ラファール「………………………そうか」
※現状世界一辛い唐辛子