ならばこちらはクレアさんに頑張ってもらおうとかなんとか

真AKJアジト

クレア(あのお二人を攻略とはカムイ様もお人が悪いですわ…どうしましょう?)
ジェミー「で、さー…会長…聞いてる?」
プリシラ「はっ!?…ご、ごめんなさい…ちょっとぼーっとしてました」
ジェミー「ん?疲れてんの?会長んとこエリートだし勉強しろとかうるさそうだもんねー」
クレア「勉強…講習…これですっ!」
ジェミー「うわなによ!?」
クレア「発案しましたっ!」
プリシラ「な…何をですか?」
クレア「わたくしはAKJで唯一実際にお兄様と愛し合い結ばれるに至りし妹!」
    (…という誤解を解く機会を得ないままここまできてしまいましたわ…)
ジェミー「うんうん、マジ羨ましい」
クレア「ならばその時を実演してみることで皆様の参考になるのでは?」
プリシラ「なるほど…一理ありますね」
クレア「と、いうわけでさっそくやってみますから…ジェミーさん、ちょっとお兄様役をお願いします」
ジェミー「なんか演劇くさいね…ま、いーけど…クレアの兄ってあたし見た事無いし上手くできないんじゃね?」
クレア「そこはそれ、なんとなくそれっぽくでいいのです」
ジェミー「そ、そゆもの?」
クレア(と、ゆー感じで疑似恋愛してみたら意外とその気になるかもですわ)
プリシラ「して、どうやって兄上を攻略なさったのです?」
クレア(し、しまったですわ!?実際は何もしてませんし何も考えてませんでした!?)
ジェミー「クレア?」
クレア「こうなったら出たとこ勝負!お兄様ぁぁぁぁぁっっっ!!!」ぎゅぅぅぅぅっ!
ジェミー「むぎゃーっ!?く、苦し……」
プリシラ「い、いきなりっ!?なんて熱烈なハグを!?」
クレア「二人はっ!兄妹っ!」
ジェミー「は、はいっ、そうだよ!?その通りだよ!?私は兄だよ!顔知らんけどクレーベだよ!?」
クレア「そしてっ!バレンシアでは兄妹は結ばれて当然!これはもう神々の定めしカルマ!」
ジェミー「そ、そうなの!?そうだっけ!?あんな田舎行ったことないし知らんけど!?」
クレア「もっともっと隣接しましょう!隣で戦いましょう!気が付いたらフェーに覗かれながら赤面して教会IN!]
ジェミー「あれ結婚なの!?そうなの!?同性でも当たり前のように顔赤くしてんだけど!?」
クレア「はいっ、支援S!」
ジェミー「早くね!?これ演技だよね!?実際はもっとこういろいろあったよね!?多分!?」
クレア「そして結ばれたらそのまま愛し合う二人の勢いは止まるはずないのですっ!」ガバッ
ジェミー「ま、待て!ちょっと待てや!どこまで実演すんのさ!」
クレア「無論の事最後まで!」
ジェミー「」
プリシラ「あ…あわわわ….///」
クレア「ん…ちゅっ…」
ジェミー「む…むぐ…ん〜〜っ…んっ!?」
クレア(はっ…ついテンパって…勢い任せにやっちまいましたわああああっ?お、思いっきり…キス真っ最中ですわ…ど、どおしましょう…)
ジェミー「うーっ、うーっ…」
クレア(…学生らしからぬ口紅使ってるんですのねぇ…不良さんらしいです。ぺろ)
ジェミー「にゃっ!?」
クレア(も、もしかしてファーストキスだったでしょうか…っ!?と、止め時を見失ってるような…プリシラさん、わたくしを止めてええええ…)
ジェミー(ど、どこまですんだコイツ!?ま、マジでこれで兄落としたの!?…し、舌入ってきて…んんんんっ!?)

工作員「報告します。本日真AKJ本部会議室でクレアさんとジェミーが熱烈なディープキスをしてました。何を言ってるかわからんと思いますが私もよくわかりません」

ジェミー(放心中)
クレア「こ、これで兄は落ちます。堕ちました」
プリシラ「は…激しかったんですね…」
クレア(…ち、ちょっとは好感度あがりました…かしら?…あがるわけないですわよね…なんて難易度の高い…)