【プレイレポート】神ゲー『GOD WARS 〜時をこえて〜』がマジで神ゲーだった

物語の流れや雰囲気は、幅広い年齢層を意識したものになっていますが、ときどきグサりとくる台詞まわしもあります。
もう少しだけ登場人物の背景を知りたかったと思うところで話が進んでいくのは、狙ったのかどうかは不明ですが、この塩梅がなかなか絶妙に、この時代の知識を得たいという欲求をかきたててくれます。
ゲームの中には、歴史に興味を持つためのトリガーのような役割を果たしてくれる作品があります。本作もまた、トリガーとして十分に魅力あるものになっています。

あの神ゲーから20年、リメイク版も楽しんだプレイヤーも多いはず。
おれは、あの作品のように、物語の深い掘り下げと、ついついのめり込んでしまうやり込みのバランスを併せ持つ「新作」を待ち望んでいます。
そんなおれが、本作を遊び終えた時には、「この作品の次回作を遊んでみたい」と思いました。
高低差を活かした戦略や、「育成」によって変化するゲームバランス、埋もれた財宝など、本作の要素を一つ一つ見ていくと、もうそれはいろいろと『タクティクスオウガ』なんですが、それでいて随所に新しさがあることにものすごい可能性を感じます。

気の早すぎる話ですが、この作品の次は、より「懐かしくも新しい」ものになる予感がするのです。