今回発見された天正10年6月12日(山崎合戦前日)付光秀書状について、

藤田達生「素直に読めば、光秀が自ら天下人になろうとした単独謀反説は成立しない」

天野忠幸「光秀は義昭に仕えた時期もあり、義昭を戴く政権をつくることに最後の希望をかけたのだろう。
     ただ、義昭が変の黒幕だったとまでは言えないのではないか」

藤本正行「義昭と光秀が連絡を取るために重治を使う必要があったことを示す書状でしかなく、
     光秀の孤立無援を印象づけている。『義昭黒幕説』など成り立たない」