朝ごはん……だと!?確かあのリュックの中には非常食と調味料ぐらいしかなかったはずだが。嫌な予感がした俺は飯ごうの中を恐る恐る覗くと、
「ウヒイィィィ!!」
それは野草、虫といった“具材”で彩られた味噌汁だった。
「ななな、何なのだこれは!?」
「何って、味噌汁だよ?」
「そうじゃない!この“具材”は何なのだと聞いているのだ!」
「見ての通り、その辺で見つけた野草と虫だよ。ほら、早いとこ食べちゃいなよ♪」
「だが断る!こんなゲテモノ料理など食えるか!!」
「えっ……」
「鈴羽?」