アルミボートの海の航行は基本的には防蝕亜鉛板を付ければ電飾は効果的に防げるが対波性能が致命的に弱い。

アルミ自体の軽さと軽量化でペラいので対波衝撃性が低いのとVハルなら致命的。
パント、ジョンでもFRPのように船底が平のボートとは違って安定性が非常に悪い。

12フィートアルミボートは40〜50kg、11フィートで物やハル形状によるが35kg前後。

に対して3.3m全長のエアーデッキのゴムボが35〜40kg。アルミデッキで60〜70kg。いかにアルミボートが軽いかが
分かるだろう。
軽量化の代償に安定性を捨ててアルミ板の厚みも薄い。

インフレータブルはチューブ径が太く波の衝撃を緩和し浮力から海への接水面がすくないので波に極めて強い。
対するアルミボートは、浮力は劣る上に非常に軽量で板厚も薄い為に波衝撃にも弱い。

よって、極稀に公や組織的に使用される事もあるが原則世界中でアルミボートが海で広く使われないのはこの為。

個人的には淡水向けとは言え淡水の池、湖などに関してもインフレータブルやFRPに分がある。まして、霞ヶ浦や北浦や琵琶湖なんかは特にアルミボートは分が悪い。

軽いので、カートップメリットで流行ったが、もはや近年の車両の剛性からしてカートップも流行らないので、アルミボートに魅力が殆どない。