次に竿だが
今季は誰もが入手しやすく傷等を気にする事なくガンガン使える小継ぎ渓流竿の限界性能を探っているところで
源流清瀬は低価格でありながらチューブラ穂先で重い錘が使え、普段では見れないような大型遡上魚も獲れるが
いまや廃盤になってしまった。
エキスパ早蕨は結構な値段なので一般ユーザーでは購入を見送る人も多いだろう。
現行モデルだと雪渓R超硬5.3mが似た調子になると思われ。あちらは穂先が若干細くソリッド穂先なのが少し残念ではあるが、
X45でブランクスの捻れを低減しているから清瀬よりもしなやかに曲がってパワーはあるかもしんない。
シマノなら源流峰が気になるがレビューが無いな。
ダム湖や本流からの遡上魚が溜まる大場所で開けた場所なら碧羅が最も理想的だろう。長尺で広範囲を探れる。
しかし私のホームリバーの大場所は60クラスの巨大ニゴイから60近い大イワナや50クラスの遡上鱒が潜む大きな滝壷でありながら頭上を大きな木に覆われているので
5.3mの竿でも立てると穂先が木の葉や木の枝に触れてしまう、碧羅では少し長いのだな。
ポイントに行くには、かなり急な崖や岩場をロープ(ザイル)を木の枝に結ばないと入れないポイントで
竿も仕舞い寸法が42センチ以下の携帯性の良さが求められるから中継ぎ竿では不便になる。
遡上鱒とりたくて鯉用の葉隠5.4mとかも考えたが、仕舞い寸法長すぎるので却下
トラウト類なんぞは 1号以下で難なく捕れちゃうから適合ハリスは1号までで充分事足りる。
今季は山岳渓流域の大場所で50オーバーの遡上鱒の雄を“執りたい”
そのために源流竿をチョイスした。
大規模な本流域や開けた場所なら当然長い竿が有利になるが、魚の習性を確実に理解さえすればその手の場所であっても短竿でも大物釣りが可能になる事がわかってきた。

私は小物の数釣りには興味が無く、超大物が1本出ればいいなと
いう感じでやっているから丸1日釣りをする事は殆どない。丸1日も釣りしてたら集中力がもたんよw
1回の釣行時間もせいぜい2時間くらいだ。
要は短竿で勝負できる時に竿を出して効率よく釣りをする。
道具や技術以前に魚の生態をしっかり理解しておけばヤマメ釣りなんぞはそんなに難しい物ではない。