>>590
法学研究科にいくのか、経済学研究科にいくのかでテーマ設定のアプローチも変わるけどね。
「税法」の研究としては法学研究科のアプローチの方が無難。

で、テーマの素材だけど、所得課税(所得税や法人税)の領域の方が無難。消費課税や資産
課税の分野は素人では問題点を見つけにくいし、議論の素材のバックボーンが違い過ぎる。

んで、具体的にどんなテーマがいいかというと、焦点がブレないものがいい。個人的には金融
商品(保険、信託、REIT、レポ等)絡みの所得課税がいいと思う。
最先端の金融商品には、税法の規定が追い付かず、既存の規定だと実態にそぐわない課税にな
ってしまうことが多い。そこを問題意識として持ってくれば、テーマ設定が楽。
だが、あまり入り込むと海外税制や数学的な分析までやり込むハメになるから注意が必要。

英語に自信があれば、国際課税をやればいい。日本と外国とで所得が横断し、一方の国が外国
税額控除等の措置を認めない場合、必ず二重課税になる。その辺を指摘すれば、テーマの素材
なんて濡れ手で粟だよ。(立教大学の浅妻先生のセリフ)