税法初学者の1人でも読んでもらえれば。
予備校が解説してくれない試験委員との会話の仕方。

昨年の理論問一の特定資産の譲渡等は、小問1から3に分かれていた。
この3つはストーリーとして繋がっていて、素読みでそのあらすじを掴む必要がある。

具体的には、 1.意義 、2.取り扱い 、3.国内取引の判定、を問われていたのだが、問題文はそんなにストレートに書かれていない。

過去問として模範解答を読んだ時には何も感じないかもしれないが、現実の本試験では、範囲がズレたり、ハイライトを当てるべき箇所を間違えたりする。

そこで重要なのは、制度の中心に狙いを定めること。模範解答は、枝葉まで配点が均等に振られているが、本番は幹を外さないこと。

去年のテーマ、特定資産の譲渡等における中心となるべき単語は、 電気通信利用役務 、役務の提供を受ける者の住所 、リバースチャージ 、この3つが、立法当初の消費税にはなかった新しい考え方。
これらを横断的に問おうとして昨年の様な問題文になったと思われる。

去年ミスしてた人の例では、 1.肝心の電気通信を書かずに特定役務だけ書いた、2.リバースチャージで受けた者に義務があることにハイライトを当てずに他の取り扱いをダラダラ書いた、3.本来3に書くべきことを2に書いた、などの間違いが多かった。

基本的には覚えてることしか出ないんだが、それを当てはめるかが難しい。
でも、問題文の繋がりや制度趣旨を頭に浮かべて解答を組み立てて行けば、試験委員が聞きたいことに正面から向き合った解答かできるはず。

あと1週間頑張ってください。
長文失礼しました。