>農作物が不作ならいくら消費者が買い控えしても価格は高いままよ

それは価格だよ、物価じゃないんだって。
農作物の価格が上がれば、購買力がない限り消費者は必ず買い控えを、それも無意識にやるんですよ。

そうなれば、農作物以外の商品が売れなくなり、農作物が値上がりした分だけ他の商品が値下がりする。したがって農作物の値上げでは物価は動かないんですよ。

これがマクロ経済学の常識的な考え方なんですよ。分かりましたかぁ?

話をややこしくしているのは、買い控えを、我々は意識せずにやってしまうというところなんです。

このことは、消費者物価指数の前年度同月比が下がっているにもかかわらず、我々はいまだに物価が上がって大変だぁ、と言ってることや、2019年のわずか2%の消費増税が、我々の実感を無視して、我々の財市場全体に大きなダメージを与えたという事実でも確認できるんですが、ようするに、我々は意識はしてないけど、2%分だけ買い控えをやっていたんですよ。

おそらくこの人たちは、日経読み過ぎてバ〇になり過ぎたのか?じつに入念なバ〇に仕上がってしまっているようですね。

とにかく、物価は総需要と総供給で決まり、価格は需要と供給で決まる。したがって、物価も価格も需要=消費者の動向を無視しては決定されていない、こんなマクロ経済学の常識中の常識くらい、せっかく、私のような君たちから見れば大賢人と出会えたんですから、せめて身に着けて帰りなさいよ。

勉強してください。