>例えば上の記事は需給ギャップが5パーセント開いてるから、7パーセントいなるぞ、って記事をひとつだけ読んで、それが事実だと錯覚する。そこまで開いたのは、コロナで全世界の供給が破壊されたときの解説。

この人、頭は大丈夫なんでしょうか?
供給が破壊されると需給ギャップは縮小するんですが、「そこまで開いたのは、コロナで全世界の供給が破壊されたときの解説。」と意味不明のことを言ってますね。

それに、コロナで供給が破壊された、というのは、おそらく正しくはないはずです。
じっさい、日本では失業率が、確か最大で2.9%で、外国に比べると大して上がりませんでしたから、供給は概ね、安倍・菅政権によって保護されたと言うべきですね。供給が破壊されたら、失業率が上がるんですから。

>つまり経済の知識が完全にゼロすぎて、コロナの状況が永遠に続くと錯覚してるくらい、完全なバカ。

いえ、私が紹介した高橋洋一氏の対談は、そのコロナ禍の時のかなり古い対談なんで、そりゃコロナの影響を論じているのは当たり前なんですよ。それくらい読めばわかるでしょう。

>日銀の需給ギャップ、15期ぶりプラス転換 10〜12月期

その日銀の発表はちょっと疑わしいんですよね。
最大の問題点は、日銀に限らず内閣府もそうなんですが、需給ギャップを計算するときに、潜在供給量を小さく見積もりたがる性癖があるからです。

高橋洋一氏の試算では、いまだに日本の需給ギャップは15兆円くらいある、という事らしいです。
まぁ、高橋氏の言うことですから、おそらく正しいんだろうと、私はそう思っています。
じっさい、現在の日本の失業率は2.6%(2024年2月)で、これは往時の2.39%(安倍政権)よりは明らかに高い状態です。また有効求人倍率は1.26倍(2024年3月29日発表)、これも往時の1.6をかなり下回っています。

となると、需給ギャップがプラス転換したとは、とうてい考えられないんですよ。
分かりましたかぁ?
経済は難しいですね。