>ガソリン価格一つ取って考えてごらんよガソリンの使用量は民間の営業、個人合わせて1日辺り730万L使われているこれは1L=9Jで換算すると一週間で日本の原発の年間発電量と同じエネルギー換算になるんだその価格が上がって物価が上がらないはずがないでしょう?

いえ、上がることもあるし、上がらないこともあります。物価はすべて総需要と総供給量で決定されている、というのが、高橋洋一氏の考え方です。

じっさい、原油価格(WTI)と、消費者物価指数(IMF調べ)の、1982年から2023年にかけての相関を見ると、0.094139という正の係数が得られますが、重相関が0.402501と非常に弱い値しか出てきません。通常は、この値は相関はないと判断するべき値です。

つまり、仮に相関があったのだとしても、原油の値上げによっては、40%程度の確率でしか消費者物価指数は上がらないということです。これはコイントスより低い確率ですから、基本的には原油価格は消費者物価指数に対して影響はイーブンと考えるべきなんですよ。

高橋洋一氏は何と言ってましたか?「物価と価格は違う」「高橋)まったく違います。ほとんどのマスコミでは混同して報道されますが、違います。ある品目は確かに上がります。特にガソリンなどは上がるのですが、全体の平均値としての物価は上がりません。」と言ってるでしょ。

つまり君や日経新聞を読んでいる人のことをバカだと言っているのですよ。

せっかく紹介してもらったんですから、高橋氏の対談を100回読んで、勉強しなさい。