>そんな問題ではなく、日本円の通貨の価値が半分になれば、原油の輸入でも、牛肉の輸入でも、小麦でもコーヒーでもマグロでも日本円では2倍払わないと買えなくなる。

だから、デフレと円高で、商品は安けりゃ安いほど俺は嬉しい、とあなたはそう言っているわけですよね。
それ以外にどう解釈のしようがあるんですか?

しかし、今あなたが言った議論は、ドル円レート(米ドル/円)と物価との間に、正の相関がある場合にのみ成立する論理ですよ。

しかし、1981年以後2023年までのドル円レートと消費者物価指数の相関は、たしかに0.811172と高い値を示していますが、係数は-0.12838とマイナスで、これに従うと円安になればなるほど物価は下がるということになってしまいますよね。

つまりドル円レートと物価には合理的な相関は認められないということです。

じっさい、現在の物価上昇にしても、ドル円レートが原因だとするのなら、ドル円が円安に動き出した2013年ごろから起こっていなければならないはずですが、なんでドル円が円安に動き出してから11年もたって物価が上昇し始めたんでしょうか?

考えられる妥当な結論は、現在の物価上昇はドル円レートのせいではない、という事でしょう。したがって為替レートを円高に持って行っても物価上昇は止まらないよ、ということになります。

残念でしたねぇ・・。

つまり、あなたは無駄に日本をデフレにして物価を下げろ、物価は安けりゃ安いほど俺は嬉しい、日本経済の将来がどうなろうと俺の知ったことか、とそう言ってるんですよ。

言ってなくても、言ったと同じことなんです。それが論理というものです。

もっと論理思考を身に着けてください。