>政府と中央銀行が統合すて政府がお金を刷れるようになった国は、すべて経済が壊滅した。

いったいどこの政府がどのように壊滅したんでしょうか?さっぱり分かりませんね。

米国は1913年になって、やっと中央銀行=FRBが誕生した国ですが、その後の1929年に始まる世界大恐慌は、FRBが通貨を発行し過ぎたためではなく、逆に通貨発行を渋り過ぎたために起こったと言われています。

歴史的事実としても、その後もFRBは金融緩和に消極的であり、まるでかつての白川日銀総裁と同様の言い訳に終始していました。

もし、この時期にFRBが金融緩和をやっていれば、大恐慌は2年で終息したというのがM・フリードマンの指摘ですよね。

これなど、中央銀行が独立性を保ち、政府との統合されていなかったからこそ起きた悲劇と言うべきでしょう。

他方、日本では高橋是清が日銀直接引き受けでこの大不況を乗り切っています。むしろ、政府と日銀一体の統合政府のほうがより速やかにこの不況に対応できたと言うべきであって、「政府と中央銀行が統合すて政府がお金を刷れるようになった国は、すべて経済が壊滅した。」ではなく、逆に統合政府ではなかったからこそ経済が壊滅したと言うべきでしょう。

歴史的事実を完全に無視した議論だと思いますね。