公共投資の問題も、<公共投資 問題>でぐぐって出てくる3700万件の
解説を、上から10個だけでも読めば、だれでも10分で問題点が分かるだろ。

ありとあらゆる問題があるだけじゃなくて、逆に経済成長を破壊してしまう
ことすらあるし、実際日本経済を衰退させた。
なぜかって言ったらこんなのいちいち説明するようなことじゃなくて、ぐぐったのを読めば100件以上理由が出てくること。

たとえば、そもそも世界最大の公共投資が始まったのは、日本の輸出に
困ったアメリカが、強制的に日本に世界最大の公共投資をやらせた。
10年で400兆円以上で、文字通り世界最大のバラマキ。
それに、日本の利権政治家が全員飛びついて、自分の選挙区に
お金をばらまいて一生当選できるぞ、って経済効果を全部無視して、
使われないものも、経済効果がマイナスなのも、全部やった。

当然、まったく経済効果のないものが山のように作られ、一時的に土木業界は超好景気。
でも、それが逆に業界を破壊したのよ。
超巨額投資で、民間のビルも人不足、キャパ不足で建てられなくなるし、民間の雇用まで圧迫する。
しかも、道路も日本全国に作りまくり、作れなくなると、今度は田んぼの
あぜ道を、豪華道路に作り変えたり、逆にだれも通らない、林道まで作り放題。

で、林道はだれも使わないのに、毎年台風で崩れ、毎年、膨大な税金を使う。
全国の道路の維持費も、国民の税金を、100年単位で使うから、毎年、
膨大な税金を補修費用で使う。100年税金の垂れ流しが続く。

しかも業界にとっても、一時的に天文学的な予算が入っても、継続できないと
ローンで買ったブルドーザーもクレーンも無駄になり、倒産する。
で、現実に、平成の中頃には、社会保障が崩壊して、国民の怒りが爆発して
公共投資のお金を、社会保障に回さないといけなくなり、そうすると
風船が膨らみまくった業界が、首切の嵐になる。
しかも、日本が全力で土木事業をやってる間に、世界では超巨大製造業が急成長し、
半導体もITも、ハイテク産業も急成長し、他国はそっちに天文学的な投資をやった。
で、結局、世界トップだった、そういう日本の産業を全部潰して、日本が時代に取り残され貧困国になった。