>>947
景気は全体景気と個別景気があるからね。全体的に低調な景気水準の中でも、倍々ゲームで伸びるような分野ってものも存在する。銀行はそう言った分野を嗅ぎ分けて、そうした分野からの資金需要に応える事が求められている訳。

ミクロとマクロを両方押さえてない人が、マクロ脳だけで銀行は一律にこうだという説明で終わってしまうのが残念だよ。

だって、ミクロを理解できないとあらゆる事象が理解できない訳だからね。パワーゲームの仕組みもわからない。国際的な力の均衡も理解できないって事になる。

関係ないように見えて大ありなんだけどね。ミクロを押さえている人なら誰でも簡単に分かるのに。ネトウヨから経済議論に首を突っ込むようになった人は、社会人経験が乏しいくせに、ネット上のマクロ経済政策のことだけ耳年増になる。

だから、本来なら銀行は好調な業種へ貸し出しを厚くすることをすべきだみたいな話について行けなくなる。ネットの経済評論家がデフレ期には民間需要が増えないので官が需要を作る事が唯一の解決策だという考えに凝り固まってしまう。

数多ある業界、業種を好調順にズラッと並べて、個別で見る事をしないので、全業種が足並みをそろえて、一律に需要不足だという頭で全てを考えるからおかしな事になる。

もう何年も前から口酸っぱく説明しているのに、理解しようという気持ちがないから無駄に終わる。

最初から言ってるだろうが。まだら景気だと。
需要が伸びないモノやサービスに拘って、そちらの供給を増やそうとすれば当然価格は下がるだろう?そうしたモノやサービスへのこだわりを捨てて、思い切って伸びないモノやサービスの供給量を減らすあるいは無くすという事も
やっていかないといけない。
どんな時代でも、個別に見ていけば伸びるモノやサービスは必ずあるんだから。リフレ政策は全体に作用するが、当然伸びるモノやサービスにも効く。金が借りやすくなる。

こんな時に伸びないモノやサービスへのこだわりを捨てて、主力を入れ替えるチャンスとなる訳だが、それは当然融資する銀行にもその頭がないといけない訳だ。