「ネット時代」の前(2000年ごろより前)は、
「世界で一番馬鹿なのは立花隆」と思えていたわけですけど、
これは平和な時代だったね。

『チャンネル桜』の水島総や『ビデオニュース』の神保、宮台などは、
「小林よりのり辺りと同レベル」なわけで、確かに、
本屋にも小林よしのりの本なんかはあったわけですけど、
本当にエロ本みたいな扱いでしたからね。実際、エロ本みたいなもんですけど。

だから、私も一回だけ小林の本をドキドキしながら(笑)
覗いたことがあるんですけど、あまりにも馬鹿なことが書いてあるんで、
「こんなものは世界で50人くらいしか読んでないはずだから無視してよい」
と何となく決め付けてたねw


ただ、結果としては、『チャンネル桜』も『ビデオニュース』も、
「馬鹿の研究」としては結構、役に立ちましたね。

それこそ、さっきの東浩紀じゃないですけど、
「主語が僕ちゃんで天下国家を語るやつがいる」
というのも、これはなかなかの学びですよ。
馬鹿には多様性があって、それをちゃんと、
「なぜ馬鹿なのか」と考えると真理に近づくことができる。

もっとも、今では馬鹿としても機能してないわけで、
つまりは「騙せさえしない詐欺師の手法」なんか見ても
当然のように全く役に立たないわけです。

どんどん騙せなくなるのは、
この馬鹿2軍よりも高等な馬鹿でも同様なので、
要は時間の問題なわけですね。