http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/monthly/pdf/1706_1.pdf

これが第一生命経済研究所の時評

書いてあることはありきたりの事だが日本人の観測が甘かったことが書かれている
人口動態悪化の影響は出ることを知っている人は多くてもこんなに早く出るとは思ってなかった
アベノミクス・異次元緩和が始まった時にはこんなに早く労働人口減少の影響が出てくるとは想定していない
しかも1内閣の小手先の政策で解決するようなことでもない

それでいてマネーの大量供給は簡単には止められない事情がある
経済学というのはタラレバ学問であり背景にある条件が変わると同じことしても
全くちがった現象が起きてしまうという性質がある

リフレ論者が想定してなかった経済構造がこんなに早く成立しつつある
その中でリフレ政策を延々と続けて大丈夫なのかは誰も確証をもっていえない
実は財政悲観論者でさえこんなに早く労働人口減少の影響が出ることを前提にはしていない
まだ余裕があるという前提で財政再建論を展開していた

さて、もう日本人は海図無き航海に既に放り出された
今まで通り大丈夫だろうか?