貧困を解決するベーシック・インカムは人を賢くもする/unleash(解放する) - ロッシェル・カップ TEDで学ぶLive English
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171221-00205423-newsweek-int
ここ最近、多くの人が人工知能(AI)に職を奪われるのではないかと考えるシリコンバレーのリーダーたちが、その対策として「ベーシック・インカム」に言及する機会が増えている。
ベーシック・インカムとは、人々に最低限の生活を保障できるぐらいのお金を与えようというコンセプトだ。

このTEDトークでは、ジャーナリストで歴史家であるルトガー・ブレグマン氏が、歴史的な背景から貧困について踏まえたうえで、ベーシック・インカムのようなものが果たして将来において本当に有効かどうかを考察している。

彼がまず指摘するのは、「お金のない人=頭が悪い人」という方程式が成り立つのではなく、お金がないと悪い決断をしてしまう傾向が強まるということだ。続いて、ブレグマン氏はベーシック・インカムを実際に導入した実験を紹介している。
カナダのある町では、誰も最低生活水準を下回らないようベーシック・インカムが導入されたという。結果は大成功で、その町の市民はより賢くなり、健康面での改善も見られた。そして似たような結果はほかの実験からも出たのだ。

とても意外に思えるアイデアだが、このTEDトークを見ると、自分の住んでいる地域にも導入されるよう望むかもしれない。
仕事、貧困、人間性について考えさせられるトークとなっている。