【田村秀雄のお金は知っている】
財務省ならぬ「経理省」が国民を貧しくする ひたすらつじつま合わせに熱中…
http://www.sankei.com/premium/news/180414/prm1804140008-n1.html
 国民は金融機関経由で政府債務の国債という資産を持ち、運用している。それを国民の借金だと言い張るのは、
詐欺師だ。日本以外の世界にそんな国民をバカにしたエリート官僚がいるのだろうか。
 もっと恐ろしいのは、財務本来の考え方が欠如している点だ。財務とは負債の部と資産の部を基本にしている、
経済は貸し手と借り手で成り立つ。借り手がいないと国は成長できない。国民は豊かになれない。デフレ日本は
家計に加えて企業もカネを貯めて借りない。となると家計が豊かになるためには、政府に貸すしかない。
 政府が借金を減らすなら、貸し手の家計は為替リスクのある海外に貸すしかなくなり、円高で損する。増税で
家計から所得を奪うなら、やはり家計は貧しくなる。
 「経理省」に化した財務省は債務が国民全体を豊かにする真理が眼中になく、ひたすら予算書のつじつま合わせ
に熱中する。文書改竄も経理官僚の延長なのだ。(産経新聞特別記者・田村秀男)